...畢竟それだけだ』――これでは少しも桜の花を貶したことにはなりません...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...「勿論(もちろん)批評学の問題は如何に或小説や戯曲を貶すかと言うことに関しています...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...看方(みかた)に由れば多少鴎外を貶(けな)して私を揚げるような筆法を弄(ろう)した...
内田魯庵 「鴎外博士の追憶」
...我(われ)一人の者としたという褒貶(ほうへん)の義を含ませてあるのである...
大隈重信 「現代の婦人に告ぐ」
...かの消極的でマイナスなものと貶されたカントの批判主義を...
戸坂潤 「科学論」
...千古尚ほ毀譽褒貶の定らざる半面を存すると共に...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...一方には褒貶の意を以て書いたもので...
内藤湖南 「支那目録學」
...なほ坪内博士の小説神髓は小生まだ讀むに及ばず候へども其内には馬琴を貶し春水を稱せられ居候ことも有之には無之や...
永井荷風 「荷風戰後日歴 第一」
...と何でも古(いにしえ)を担(かつ)ぎ出して今を貶(おと)す...
中島敦 「弟子」
...褒める者も貶(けな)す者も...
中島敦 「光と風と夢」
...然しおいよさんの心持になつて見ると私は一概においよさんを貶して畢ふ気にはなれぬ...
長塚節 「隣室の客」
...ところで現代の火器を丁度鉄砲に対する弓くらいの価値に貶(おと)してしまうような次の時代の兵器が想像出来るであろうか...
中谷宇吉郎 「原子爆弾雑話」
...敢て自家の毀誉褒貶を度外に措き...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...一生取るにも足りない毀誉褒貶(きよほうへん)の的となってのみ過るのは...
宮本百合子 「印象」
...世間の毀誉褒貶(きよほうへん)は顧みない...
森鴎外 「蛇」
...つねに毀譽褒貶のなかにあつた...
吉川英治 「折々の記」
...毀誉褒貶(きよほうへん)の口の端にかかって...
吉川英治 「三国志」
...平(ひら)軍卒に貶(おと)されてきたのか」或る日...
吉川英治 「新・水滸伝」
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