...まるで八百屋の店先の樣だと貶す老人連は...
會津八一 「趣味の修養」
...人の褒貶毀誉(ほうへんきよ)は...
芥川龍之介 「大久保湖州」
...強い者を貶黜するために...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...アヌンチヤタを貶(おとし)むる詞は...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...ゆえに教派的の嫌悪文字的の貶評は彼の辞せざるところなりもしこの「狷介奇僻」の著にしてなお同胞を慰むるの具たるを得ば著者は感謝して止まざるなり...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...僧道鏡の貶せられた藥師寺の趾やその墓の今日猶その附近に殘つてゐるのを見ても...
田山花袋 「日光」
...又世間の毀譽褒貶にも頓着しない...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...あるいは貶(けな)しあるいは好むが...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...ややもすれば藝文略の出來榮えで校讐略の理論まで貶さうとするが...
内藤湖南 「支那目録學」
...自分の方では他(ひと)を貶(けな)すんだらうと思つた...
夏目漱石 「それから」
...実際毀誉褒貶以外に超然として...
二葉亭四迷 「余が翻訳の標準」
...山なす毀誉褒貶(きよほうへん)も何のその...
正岡容 「小説 圓朝」
...反対に他の場合には如何(いか)なる懐疑も懐疑であるという理由で容赦なく不道徳として貶(へん)せられている...
三木清 「人生論ノート」
...あの人は決して心から私を貶しめてゐるのではないといふ事を...
水野仙子 「道」
...只奥医師より表医師に貶(へん)せられたのみであつた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...おんなが容貌を貶(そし)られるほど辛いものはないという...
山本周五郎 「日本婦道記」
...罪なくても官を貶(おと)し...
吉川英治 「三国志」
...大名府(ダイミョウフ)留守司(ルスシ)ノ軍卒ニ貶(オト)スモノ也」これが...
吉川英治 「新・水滸伝」
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