...広告「侏儒(しゅじゅ)の言葉」十二月号の「佐佐木茂索君の為に」は佐佐木君を貶(けな)したのではありません...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...禅坊主は度たび褒める代りに貶(けな)す言葉を使ふものである...
芥川龍之介 「続芭蕉雑記」
...併し俺は過度に自分を貶めてはいけない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...アヌンチヤタを貶(おとし)むる詞は...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...毀誉褒貶(きよほうへん)は仕方がない...
泉鏡花 「海城発電」
...褒められても貶(けな)されても余り深く関心しなかったろうし...
内田魯庵 「二葉亭追録」
...傲慢な心をいかに貶(おと)しむべきかを...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...英雄の人物を論ずといふか英雄は毀誉褒貶の集まる所尊崇と罵詈と交々至る...
津田左右吉 「史論の流行」
...一度は品行不良の廉で一兵卒に貶されましてね...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...ここでは懺悔の神秘が専断軽率に貶(おと)し卑しめられていると告発した...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...貶黜(へんちゅつ)すべき事一...
直木三十五 「南国太平記」
...なほ坪内博士の小説神髓は小生まだ讀むに及ばず候へども其内には馬琴を貶し春水を稱せられ居候ことも有之には無之や...
永井荷風 「荷風戰後日歴 第一」
...したがって褒貶(ほうへん)の私意を寓(ぐう)しては自家撞着(じかどうちゃく)の窮地に陥(おち)いります...
夏目漱石 「創作家の態度」
...全篇作者の拵(こしら)えものに過ぎないと貶(へん)せられた...
夏目漱石 「田山花袋君に答う」
...山なす毀誉褒貶(きよほうへん)も何のその...
正岡容 「小説 圓朝」
...獨逸の人ヰルヘルム・ランゲ其文を讀みて作者が喧嘩買を惡(にく)みながらも敢(あへ)て一貶辭(へんじ)を(さしはさ)まざるを稱へて止まず...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...或いは彼らの感覚的作物に対する貶称意味が感覚の外面的糊塗なるが故に感覚派の作物は無価値であると云うならば...
横光利一 「新感覚論」
...世間の毀誉褒貶(きよほうへん)...
吉川英治 「新書太閤記」
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