...貴人には礼を言わなければならない...
...貴人のお宅にお呼ばれすることはめったにない...
...彼女は大学の先生方と貴人として交流している...
...彼が貴人として認められるためには、まず学歴を見直さなければならない...
...彼は貴人の生まれでありながら、決して生意気な態度をとることはない...
...おのずから貴人(きじん)の末(すえ)であることを現わしているかのようであった...
海野十三 「西湖の屍人」
...貴人に応対する場合の慇懃(いんぎん)な姿勢を取った...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...智力思想の活溌高尚なることは王侯貴人(きにん)も眼下(がんか)に見下(みくだ)すと云う気位(きぐらい)で...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...二番の右は道中の御本陣ともいふべき宿屋で貴人のお乗込みを待ち受けるとでもいふべき処である...
正岡子規 「病牀六尺」
...大広間の上に小姓や宦官(かんがん)に取り囲まれた貴人あり...
南方熊楠 「十二支考」
...さすがに貴人の住居(すまい)らしい品は備わっていた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...貴人は直覚でものを見ることが穎敏(えいびん)であるから...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...貴人の馬車も避ける...
森鴎外 「空車」
...王侯貴人の許に平然として坐せり...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...その中に崑崙を飲みに行く富豪だの貴人だのが...
夢野久作 「狂人は笑う」
...羅馬(ローマ)の貴人...
吉川英治 「江戸三国志」
...果ては相手がいかなる貴人であるや否やも眼中になかった...
吉川英治 「黒田如水」
...さる貴人の座にてお話に出たことだが」「……いかにも...
吉川英治 「私本太平記」
...貴人(きじん)の微行(びこう)でも迎(むか)えるように...
吉川英治 「神州天馬侠」
...貴人の子らしい感じがある...
吉川英治 「新書太閤記」
...そうした貴人の胤(たね)が...
吉川英治 「源頼朝」
...貴人へ対(むか)い直すように...
吉川英治 「宮本武蔵」
...一行は博多の四里手前でダミヤンの改宗させた貴人の家に泊った...
和辻哲郎 「鎖国」
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