...貴人には礼を言わなければならない...
...貴人のお宅にお呼ばれすることはめったにない...
...彼女は大学の先生方と貴人として交流している...
...彼が貴人として認められるためには、まず学歴を見直さなければならない...
...彼は貴人の生まれでありながら、決して生意気な態度をとることはない...
...富める貴人の場合は必ず屍体をプリゴネと称する薬草液に浸し...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...貴人に応対する場合の慇懃(いんぎん)な姿勢を取った...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...この貴人の眠りを誘うために作られたという伝説を有する曲も...
野村胡堂 「楽聖物語」
...その頃(ころ)貴人(きじん)が死(し)ぬと...
濱田青陵 「博物館」
...もう上流社会の食べ方もちやんと心得てゐて――今すぐにだつて貴人の食卓に侍ることも出来たくらゐだ)で...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...貴人の体面はくずさないが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...ただ艶(えん)で貴人らしくて...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...別段普通の貴人めいた装飾がしてあるのでもなく簡素にお住まいをしておいでになったが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...お婆さんは身分の高い人らしく貴人の方々の噂をしてゐられた...
室生犀星 「京洛日記」
...又幾多の貴人を診した榛軒の記録中に...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...金剛石(こんごうせき)の露飜(こぼ)るるあだし貴人の服のおもげなるを欺(あざむ)きぬ...
森鴎外 「文づかひ」
...ピオと申す異国の貴人が地下に抱いていると伝えられる宝刀の為(な)す仕業(しわざ)と思う」頭を垂れて聞き入っていた一同は...
吉川英治 「江戸三国志」
...この貴人は自分を信じ...
吉川英治 「私本太平記」
...決して貴人の相(そう)とは申されぬ」「…………」「いやいや...
吉川英治 「私本太平記」
...それにおわす貴人(きじん)のご僧(そう)に申しあげまする...
吉川英治 「神州天馬侠」
...貴人の子らしい感じがある...
吉川英治 「新書太閤記」
...さる貴人のお筆になった碑銘の草稿であると...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...)これがこの年の正月の参賀にフロイスの見た貴人たちの最後であった...
和辻哲郎 「鎖国」
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