...友人にも手伝って貰って...
江戸川乱歩 「恐ろしき錯誤」
...君には相談相手になって貰(もら)い度(た)いのだよ...
江戸川乱歩 「殺人迷路」
...直チニ墓地ノ候補地ヲ見セテ貰ウ...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...その晩はそこで泊めて貰つたが...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...床(とこ)を上(あ)げて貰(もら)つて...
夏目漱石 「門」
...アントニウスとオクタヴィアヌスの双方に取り入ってユダヤ王の名義を貰い出し...
野上豊一郎 「処女の木とアブ・サルガ」
...何? もうお勝手から入つた? それぢや勘辨して貰つて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...議会と云うものを観(み)せて貰った...
林芙美子 「生活」
...私は二ヶ月分の料金を貰って帰ろうと思ったのです...
火野葦平 「糞尿譚」
...而(そう)してお祖母(ばあ)さんに御機嫌を取って貰う...
二葉亭四迷 「平凡」
...直して貰はうとまで思つてゐる先生の仰有る事ではあり...
二葉亭四迷 「余が言文一致の由來」
...小石川の荻原の下宿で夜を更かして、帰ってくるのを、荻原が送ると言うので、江戸川までくると、夜更けて、花の陰に店を出している、大道易者がいたのを、冷やかす気で、見て貰うと、易者は何と思ったのか、荻原の顔を見て、「あなたには女難がある」と言った...
水野葉舟 「北国の人」
...去年馬を食い酒を貰(もろ)うた者三百余人来援し大いに克(か)ちて晋の恵公を擒(とりこ)にした...
南方熊楠 「十二支考」
...誰も貰おうと云ってくれぬ...
森鴎外 「雁」
...辰子の心をとり戻さうとする俺の計畫からではないことを知つて貰ひたい...
横光利一 「悲しみの代價」
...不愉快さを感じる可き所に感じて貰ふのには...
横光利一 「書翰」
...旅人からそんな物を貰うと...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...巫女に貰われてまいりました」「孤児(みなしご)かの」「舞を舞っている間にも...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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