...他人に善を責めるにも猶身の程を忘れぬやうにしなければならない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...可愛いゝ娘の肉体を責める位は当然の事と思つてゐました...
伊藤野枝 「白痴の母」
...何も君のこの二三日のことを責めるのぢやアない!」「然し――」「それとも...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...それだけ渠自身の行爲を責めることが薄くなつて來た...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...友は頻(しき)りに彼を責めることに没頭している...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...我を罵る友――罪なき我を罪ありとして責める友――親友なる我に無情の矢を放つ友に向ってさえ「我を恤(あわ)れめ...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...彼を責める訳にも行かないだろう...
海野十三 「地球発狂事件」
...パトロンは頻りに妹を責めるので...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「青い風呂敷包み」
...却つて自分を責めるのであつた...
スティーヴンスン 佐藤緑葉訳 「帽子箱の話」
...人を責める資格が無い...
太宰治 「東京八景」
...しかし妻を責める気持は今は毛頭もない...
外村繁 「澪標」
...自分にはそれを責める権能も...
豊田三郎 「リラの手紙」
...ちっとも人を責める気なんぞはありゃしませんよ...
中里介山 「大菩薩峠」
...私には固(もと)より彼女の違約を責める気はなかった...
夏目漱石 「硝子戸の中」
...責めるわけにも行かないから...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...何とかお言いあそばさないではあまりに人間離れのした方と思われるでしょう」こう責めるために...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...(a)それ〔わたしの判断〕はむしろ自分を責める...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...三井寺の黄不動の類を拉しきたって現在の日本画を責めるような残酷をあえてしようとは思わない...
和辻哲郎 「院展遠望」
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