...「無責任? そうですか...
泉鏡花 「海城発電」
...結婚の有無に関せず母としての無責任は常に罪悪である...
エレン・ケイ 伊藤野枝訳 「恋愛と道徳」
...みっともない」城介一人が責任者として行き...
梅崎春生 「狂い凧」
...市井(しせい)のものが路傍のいがみ合いを見るごとき無責任な喝采をなし...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...無責任なおやじだ」「相変らずだな...
高見順 「いやな感じ」
...私たちのような無責任な旅行者のものずきとを語っている...
谷譲次 「踊る地平線」
...侯は黨首の責任を忘れて...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...学者にも責任があるのであって...
中谷宇吉郎 「兎の耳」
...同時にこの無責任を余儀なくされるのが...
夏目漱石 「行人」
...下女のお大は當面の責任者ですが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...泥棒同然だから二度と口を利かなくて当然なのに」「絶対きみを責めないよ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...いくらか自責の念にも駆られたが...
牧野信一 「「悪」の同意語」
...自分は編輯責任者として尊厳冒涜という条項に該当するのだそうである...
宮本百合子 「刻々」
...鋭いさし込みがわたしを責めつける時...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...「それは女の責任じゃないの」と光子は答えた...
山本周五郎 「季節のない街」
...それをやるのは自分の責任だというふうに感じた...
山本周五郎 「さぶ」
...もちろん、その中でも、有爲な若い人々の個々のむねには、おもひ、憂ひ、自責、幾多の内欝はあるかもしれないが、要するに、庶民のひとりとして、私などの感じてゐる限りでは、まへのやうに云はないわけに行かない...
吉川英治 「折々の記」
...なんの」家臣らの自責をなぐさめ...
吉川英治 「新書太閤記」
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