...お前達の母上からは私の無沙汰を責めて来た...
有島武郎 「小さき者へ」
...男は家に対して責任の多い身体でした...
伊藤野枝 「書簡 木村荘太宛」
...はっきり責任を以(もっ)て保証できるのです...
太宰治 「正義と微笑」
...自分がお春を糺(ただ)さねばならない責任を感じた...
谷崎潤一郎 「細雪」
...御馳走責で腹工合が悪かつたが...
種田山頭火 「行乞記」
...ほんとうは自分がペーピーの不幸に責任があるのだ...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...自分が記者としての責任をはたしたことと...
平林初之輔 「或る探訪記者の話」
...その全体のまちがいの責任を負わなければならないのか? また負えるのか?……ハハ...
三好十郎 「胎内」
...少し無責任な事をしたようではあるが...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...その苦痛その責苦はいったいどこにあるか...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...助左に全部の責任を負わせるよう...
山本周五郎 「落ち梅記」
...無責任な延び縮みが出来るから...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...縛(ばく)に就かれた前後の事情を聞き伝えると同時に「事敗れて後(のち)に天下の成行(なりゆき)を監視する責任は...
夢野久作 「近世快人伝」
...しかし公式の責任はチットもないんだから...
夢野久作 「無系統虎列剌」
...五十分の責を終ったに過ぎなかった...
吉川英治 「美しい日本の歴史」
...木戸番は責任上、すぐすッ飛んで行って町役人をよんできた...
吉川英治 「大岡越前」
...予の問責(もんせき)を聞いて」「ははあ……というような顔しておりました」「それだけか」「当分...
吉川英治 「新書太閤記」
...べつな最期を見送る責任を感じた...
吉川英治 「べんがら炬燵」
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