...彼の耳を貫ぬいた...
芥川龍之介 「偸盗」
...ドサ貫が自分に惚れていることを知っている美佐子は...
高見順 「如何なる星の下に」
...天気のよい時などは一見銅像のようでなかなか立派でありました(この大仏に使った材料は竹と丸太と小舞貫と四分板...
高村光雲 「佐竹の原へ大仏をこしらえたはなし」
...そいから綿貫だんだん頭上らんようになりましてんけど...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...平均一反歩につき二二三貫目にあたれり...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...イデオロギーとしての諸哲学を貫く一般的にして基本的な線である...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...表の方は刳貫細工物の問屋になっていて...
豊島与志雄 「波多野邸」
...江州の長浜で五万貫の領分を持つようになりました」「冗談(じょうだん)じゃない」と...
中里介山 「大菩薩峠」
...抽出しただけを始めから終まで貫ぬかして...
夏目漱石 「創作家の態度」
...いわば首尾一貫の体で...
久生十蘭 「魔都」
...但貫之は始めて箇様な事を申候者にて古人の糟粕にては無之候...
正岡子規 「再び歌よみに与ふる書」
...それがソヴェト権力確立後につくられたものならいつも其等を貫いて流れる一つの強い切れない階級的主張が籠っていた...
宮本百合子 「五ヵ年計画とソヴェトの芸術」
...斜めにこれを貫き...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...たとえば岩手県の稗貫(ひえぬき)郡では枝豆餅...
柳田國男 「食料名彙」
...松竹梅桜の類が古今南北を一貫して名一つであるに対して...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...沈黙の表情の中を貫き走る格律のごときものにも見える...
横光利一 「北京と巴里(覚書)」
...助けの兵を突貫(とっかん)させた...
吉川英治 「私本太平記」
...五百貫の禄地も、敵から斬り取って、天禄(てんろく)を喰おう...
吉川英治 「新書太閤記」
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