...我等ハ右条項ヲ確守シテ所期ノ目的ヲ貫徹スベク...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...ドサ貫に惚れているせいだと言った...
高見順 「如何なる星の下に」
...通りからいえば広小路(ひろこうじ)の区域が門跡寄りに移る際(きわ)の目貫(めぬき)な点から西に当る...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...昨今ますます青森県の重要人物らしい貫禄(かんろく)を具(そな)えて来ました...
太宰治 「虚構の春」
...その味はひが解らない)一貫十二銭...
種田山頭火 「行乞記」
...芸術・科学・道徳・意識・(宗教的信念さえ)・等々を貫く一貫した思想が...
戸坂潤 「思想としての文学」
...すーっと貫きぬける見通しがついたものだから...
豊島与志雄 「未亡人」
...一もって貫いている人間の歴史的嘆息である...
中井正一 「美学入門」
...男子生れて二十七貫あって...
中里介山 「大菩薩峠」
...飛丸に胸を打貫(うちぬ)かれたように絶叫しました...
中里介山 「大菩薩峠」
...藁(わら)のぜにさしに貫かれて...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
...五六貫目の千兩箱を三つ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...原価は一貫で八百円位なンです...
林芙美子 「下町」
...青木が五貫目もあるような鑿岩用の長い鑿棒を担いで甲板へ出てきた...
久生十蘭 「三界万霊塔」
...一貫してこの作家を好かぬ...
三好十郎 「恐怖の季節」
...(F・O)S=又他の道場の表今度は心貫流貝沢万右衛門先生の門前...
山中貞雄 「武蔵旅日記」
...休め――という命令が前方から隊を一貫してくる...
吉川英治 「新書太閤記」
...裸一貫で今の身上(しんしょ)をきずき上げた男だが...
レスコーフ Nikolai Semyonovich Leskov 神西清訳 「真珠の首飾り」
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