...強大なる民族の貪婪なる欲望に奉仕するための奴隷となすことなかれ...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...三國屋に居ると何んの彼(か)ので日に十五錢宛貪(と)られるがな...
石川啄木 「赤痢」
...是非なくも尚数年の間餘生を貪(むさ)ぼっていたのであった...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...今日はまざ/\と夕食に於ける自分の貪心を見せつけられた...
種田山頭火 「一草庵日記」
...貪らず(たとへばアルコールを)...
種田山頭火 「其中日記」
...貪婪の獸は餌(えば)にあこがれて...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...いかにして人がそれらを貪(むさぼ)り食うか...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...無邪気だと苦り切った迷惑千万の色でもないのです――よく現われたところの貪婪(どんらん)なる染汚(せんお)の色が...
中里介山 「大菩薩峠」
...彼等(かれら)は林(はやし)の中(なか)に放(はな)たれた時(とき)想(おも)ひ想(おも)はぬ凡(すべ)てが只管(ひたすら)に甘(あま)い味(あぢ)を貪(むさぼ)るのである...
長塚節 「土」
...彼は昨夕(ゆうべ)法外な車賃を貪ぼられて...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...刻々に変つてゆく現象をもつと接近した場所で貪り見たいといふ欲望と...
原民喜 「書簡」
...まるで鬣狗(ハイエナ)のような貪婪(どんらん)なやつばかりですから...
久生十蘭 「犂氏の友情」
...彼の貪食ぶりは言語に絶した壮観で...
久生十蘭 「黒い手帳」
...仮寝(うたたね)の夢を貪(むさぼ)りたりしが...
福田英子 「妾の半生涯」
...」と慳貪に呼掛けた...
三島霜川 「昔の女」
...近代資本主義の国家として生産上の立おくれを急速にとり返そうとする貪慾な資本家...
宮本百合子 「ケーテ・コルヴィッツの画業」
...ついに貪欲と無恥と酷薄のかたまりであるそのヒステリイ女をろうらくしたわけさ...
山本周五郎 「陽気な客」
...阿母さんに何故あゝ慳貪(けんどん)に物を被仰るんだらう...
與謝野寛 「蓬生」
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