例文・使い方一覧でみる「貪」の意味


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...待ち設けた眠りを(むさぼ)った...   待ち設けた眠りを貪ったの読み方
岩野泡鳴 「耽溺」

...突慳(つっけんどん)に断ってしまう...   突慳貪に断ってしまうの読み方
谷崎潤一郎 「細雪」

...と突慳(つっけんどん)に云うンです...   と突慳貪に云うンですの読み方
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」

...強情な突慳なのと違って...   強情な突慳貪なのと違っての読み方
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」

...ただ婪(どんらん)な習慣から...   ただ貪婪な習慣からの読み方
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」

...血液の多量は慾の証拠だ...   血液の多量は貪慾の証拠だの読み方
豊島与志雄 「慾」

...腐れた肉を(むさぼ)る有象無象(うぞうむぞう)の浅ましい骸(むくろ)を...   腐れた肉を貪る有象無象の浅ましい骸をの読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...快く昼寝の夢をって鼾(いびき)をかいている...   快く昼寝の夢を貪って鼾をかいているの読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...最初の一撃にしくじった妖怪の怒りに燃えた食(どんしょく)的な顔が大きく迫ってきた...   最初の一撃にしくじった妖怪の怒りに燃えた貪食的な顔が大きく迫ってきたの読み方
中島敦 「悟浄出世」

...凉しい木かげで休息する時は※を地上に敷いて兩掛の荷物を枕にして一睡をる...   凉しい木かげで休息する時は※を地上に敷いて兩掛の荷物を枕にして一睡を貪るの読み方
長塚節 「旅行に就いて」

...「天下その真偽に惑い奸(かん)催眠術者の徒忽(たちま)ちに跋扈(ばっこ)を極め迷信を助長し暴利を(むさぼ)り思想界を擾(みだ)る」という状態にまでなったのである...   「天下その真偽に惑い奸催眠術者の徒忽ちに跋扈を極め迷信を助長し暴利を貪り思想界を擾る」という状態にまでなったのであるの読み方
中谷宇吉郎 「千里眼その他」

...私は更に飽くことない慾な眼を据ゑて悪だくみに耽つた...   私は更に飽くことない貪慾な眼を据ゑて悪だくみに耽つたの読み方
牧野信一 「熱い風」

...徐ろに享楽をらうといふ計画なのであつた...   徐ろに享楽を貪らうといふ計画なのであつたの読み方
牧野信一 「山男と男装の美女」

...九七五調の句独鈷(どっこ)鎌首水かけ論の蛙(かわず)かな売卜先生木の下闇の訪はれ顔花散り月落ちて文こゝにあら有難や立ち去る事一里眉毛に秋の峰寒し門前の老婆子薪(たきぎ)(むさぼ)る野分かな夜(よる)桃林(とうりん)を出でゝ暁(あかつき)嵯峨の桜人五八五調...   九七五調の句独鈷鎌首水かけ論の蛙かな売卜先生木の下闇の訪はれ顔花散り月落ちて文こゝにあら有難や立ち去る事一里眉毛に秋の峰寒し門前の老婆子薪貪る野分かな夜桃林を出でゝ暁嵯峨の桜人五八五調の読み方
正岡子規 「俳人蕪村」

...いつも我意を張って弱い弟妹達の分前(わけまえ)までりとっていた...   いつも我意を張って弱い弟妹達の分前まで貪りとっていたの読み方
松本泰 「秘められたる挿話」

...自分はそれを(むさぼ)るようにして読んだ...   自分はそれを貪るようにして読んだの読み方
水野葉舟 「土淵村にての日記」

...僅かな安逸をっているのだと思うと...   僅かな安逸を貪っているのだと思うとの読み方
宮嶋資夫 「恨なき殺人」

...まるで野獣が鶏でも(むさぼ)るような彼だった...   まるで野獣が鶏でも貪るような彼だったの読み方
吉川英治 「雲霧閻魔帳」

「貪」の読みかた

「貪」の書き方・書き順

いろんなフォントで「貪」

「貪」の英語の意味

「貪なんとか」といえば?  


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