...最も貧乏な生物でさえ身につけたのを見たことが無いので...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...少くも貧乏な好事家(こうずか)に珍重(ちんちょう)されるだけで...
内田魯庵 「淡島椿岳」
...殊に原田よりきたるものありて少しも貧乏なし...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...俺だつて君以上に貧乏なんだぞ...
武田麟太郎 「現代詩」
...決して彼女は現在貧乏な身の上ではありません...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...然し、お前も知ってる通り、僕は貧乏なんだ...
豊島与志雄 「狸石」
...貧乏な身分柄も顧みず余りに公然とそうした振舞いをするのが...
豊島与志雄 「三木清を憶う」
...あのようにして慈善のために引き取ってやってる貧乏な児です...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...貧乏な様子ではあるがりっぱな性質らしいことなど...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...貧乏な彫物師ぢや...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...貧乏なくせに位ばかり高く...
久生十蘭 「奥の海」
...貧乏な安部のために進んで奉加につきたいのも大勢いたが...
久生十蘭 「予言」
...あの人は始終自分の貧乏なことを気にしていたようだけれど……(そんな考えがさっと少女の頬を赤らめた)……それで...
堀辰雄 「聖家族」
...それが貧乏な鍛冶職の娘のユリアと云ふのに惚れた...
マクシム・ゴルキイ Maksim Gorkii 森林太郎訳 「センツアマニ」
...そういう縁故(えんこ)をもたぬ貧乏な旅人(たびびと)には...
柳田国男 「母の手毬歌」
...解説貧乏なためにろくろく学校へも行けず...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...貧乏な若い詩人に似合はず何時(いつ)も服の畳目の乱れて居ないのは感心だ...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...貧乏な建仁寺では...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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