...内容の貧乏な理想...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...貧乏な画家には考へ事などは禁物であつたので...
薄田泣菫 「茶話」
...いやしくも野蛮にして貧乏なればこれを呑滅してもって文明にして富める国の餌食となすを信ずるなり...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...貧乏な上に気違い同様な奴でございます」「怪(け)しからん...
中里介山 「大菩薩峠」
...人買船人買船(ひとかひぶね)に買はれて行つた貧乏な村の山ほととぎす日和は続け港は凪(な)ぎろ皆さんさよなと泣き 泣き言ふた...
野口雨情 「別後」
...貧乏な世帶を持つた相だから...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...乞食みたいに貧乏なの? 乞食みたいになんかなっちゃアいや...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...松陰門下には野村和作だけでなく貧乏な軽士が多くいた...
服部之総 「志士と経済」
...貧乏な父や母にすがるわけにもゆかないし...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...弱き者汝の名は貧乏なり...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...こんなに貧乏なのは...
火野葦平 「花と龍」
...貧乏な人達を憐れみもしなければ...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...「こんなに貧乏な目しているのに...
細井和喜蔵 「モルモット」
...お金持ちから高くとって貧乏な気の毒な人を虐(いじ)めないのです...
三浦環 「お蝶夫人」
...自分を救ひ自分を同情してゐる人も貧乏なのに昂奮して...
室生犀星 「愛の詩集」
...どうせぬけられねえ貧乏なら...
山本周五郎 「ゆうれい貸屋」
...貧乏な若い詩人に似合はず何時(いつ)も服の畳目の乱れて居ないのは感心だ...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...なんぼ貧乏な生活(くらし)をしても心は正直(しやうぢき)に持つんですよ...
與謝野寛 「蓬生」
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