...全心の共鳴を惹起すこともなく、數知れぬ倍音と融け合つて根強い響を發することもなく、離れて鳴り離れて消ゆる思想や知識は餘りに乾枯びて、餘りに貧しい...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...酷薄と貧窮と恥辱と飢餓の中に...
石川啄木 「雲は天才である」
...内容の貧乏な理想...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...すっかり貧乏してしまって...
太宰治 「虚構の春」
...貧困窮迫に因れる犯罪者の増加...
田中正造 「公益に有害の鑛業を停止せざる儀に付質問書」
...僕の貧弱な、地上的な、ユウクリッド式の知恵をもってしては、ここにはただ苦痛があるのみで、罪人はなく、いっさいのことは、直接に、簡単に、事件から事件を生みながら、絶えず流動して平均を保っていく――ということだけぐらいしかわからないのだ...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...二人組んで一つの室を借りる貧しい労働者に似ていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...恐ろしい不名誉と陥(お)ちかかった貧苦の淵から救い...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...貧乏と四つに組んで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...貧乏御家人の伜の尾崎友次郎は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...そこへどこかの貧しい女が来て...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...そのつらい義理を守るのは貧乏人ばかりだ...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...君は貧乏になってしまったし...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...占うと十代めの孫はきわめて貧乏と判った...
南方熊楠 「易の占いして金取り出だしたること」
...清貧を悦ぶ者たちの中に...
柳宗悦 「民藝四十年」
...自分自身が家内中の貧乏神...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
...万年足軽の万年貧乏...
吉川英治 「新書太閤記」
...そして国民は全体としてより富みもせずより貧しくもならないであろう...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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