...よってもって現時の文明にいささか貢献するところあらんと期する身が...
伊藤左千夫 「水害雑録」
...万一この書が沖縄の社会に対して貢献する所があったら望外の幸である...
伊波普猷 「「古琉球」自序」
...その国の最高の科学が「主動的に」その全能力をあげて国政の枢機に参与し国防の計画に貢献するのが当然ではないかと思われるのに...
寺田寅彦 「自由画稿」
...科学的認識の発達に貢献する所以を明らかにするためには...
戸坂潤 「科学的精神とは何か」
...間接に国家に貢献するの功は...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...それは世界の豊饒(ほうじょう)に貢献するところがあるようだったから...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...その正確なる伝記の漸(ようや)く不明ならんとするに当つてゴンクウルが研究考証は泰西の美術界に貢献する所僅少(きんしょう)ならざりしといふ...
永井荷風 「江戸芸術論」
...この頭脳を使って世間に貢献するのが天職である...
夏目漱石 「虞美人草」
...即ち人類に貢献する道であるという意見を持つ人々があった...
仁科芳雄 「原子力の管理」
...初期キリスト教の流布に貢献するところが多かった...
野上豊一郎 「七重文化の都市」
...それがプロレタリアの勝利に貢献する程度の大小によつて評価されねばならぬと規定されることは甚だ当然である...
平林初之輔 「政治的価値と芸術的価値」
...プロレタリアの勝利に貢献するやうな何物をもゝつてゐないことは誰しも異存のないところである...
平林初之輔 「政治的価値と芸術的価値」
...出来るだけ学問へ貢献するのダ...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...星学上に貢献することなどもなく...
三上義夫 「文化史上より見たる日本の数学」
...文学界の人は殊(こと)に何事も感情任せで蝸牛角上(かぎゅうかくじょう)の争(あらそ)いをしているから文筆を以て天下に貢献するような仕事は出来ず...
村井弦斎 「食道楽」
...また精神の力にも貢献するものなりとウェゲティウスは言った)...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...昔の武士は山が戦の勝利に貢献するものであれば...
柳田国男 「故郷七十年」
...その支出によってこの租税に貢献するであろう...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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