...同好の士に頒つと云...
飯田平作 「帝室論緒言」
...記して同好の士に示すもの也...
大町桂月 「東京の近郊」
...ひろく同好の士に読ませたいと思います...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...同夜は宿を頼んだ同好の士島醫學士の厚意に依つて...
竹内勝太郎 「淡路人形座訪問」
...されどもし同好の士にして各自おもむろに...
永井荷風 「江戸芸術論」
...俳句は狂歌と同じく天保以後甚だ俗悪となりしが明治に及び日清戦争前後に至りて角田竹冷(つのだちくれい)正岡子規(まさおかしき)の二家各自同好の士を集めて大(おおい)に俳諧を論ぜしより遽(にわか)に勃興の新機運に向へり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...同好の士がこれを迎えた...
中里介山 「大菩薩峠」
...吁何れにしても、要は各人の感性の問題で、「各感性は各感性也」と云はれれば文面上辻褄は合つてもゐようが、「各感性は各進化しつつある」現実の世界は、可動的グラヒカル・リプレゼンテーションとやいふらむか、而して、可動的グラヒカル・リプレゼンテーションは可動的である故に名附け難いので、人類は結局、同好の士、非同好の士と、アダムより我等が子々孫々に至るまで、最後の段階では情意的(気分的、間違へないでね)であり、高遠なる思索家とは、遂に貧血症のことだらうか?...
中原中也 「音楽と世態」
...何といっても同好の士とは語り合いたいものである...
野村胡堂 「胡堂百話」
...同好の士に頒つと云...
福沢諭吉 「帝室論」
...あんまり同好の士は...
古川緑波 「駄パンその他」
...毎年二三人の同好の士が来る...
正木不如丘 「釣十二ヶ月」
...このほかにしかるべき本拠らしいものあらば告げられよと同好の士に広く問うたが...
南方熊楠 「十二支考」
...世に同好の士のあるのは何より楽しさうな守屋さんの話しぶりであつた...
三好達治 「オルゴール」
...同好の士を集めてよく会も開いた...
柳田国男 「故郷七十年」
...同好の士の間にはいろいろの雑誌がつぎつぎと計画されて...
柳田国男 「故郷七十年」
...全国同好の士の参加を求むべく...
柳田国男 「年中行事覚書」
...同好の士が急速にふえている...
吉川英治 「随筆 新平家」
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