...然るに禹貢の貢の意義は又却つて周禮の九貢といふ所のものと大體一致して居る...
内藤湖南 「禹貢製作の時代」
...伊勢の大神宮にいろ/\差上げる貢物がだん/″\出來なくなつて來たのです...
内藤湖南 「應仁の亂に就て」
...永初二次朝貢せる者が男王なりしを以て...
内藤湖南 「卑彌呼考」
...奈良朝の朝貢物としての技芸家と平安朝の公卿の宗派の機構はそれである...
中井正一 「脱出と回帰」
...やつらにもとうとう年貢のおさめどきがきたのだ...
西尾正 「放浪作家の冒険」
...宣言もせずしても社会に貢献(こうけん)するのである...
新渡戸稲造 「自警録」
...年貢(ねんぐ)や公金なら小田原で扱ふ筈だから...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...三栖の年貢米は日記大永七年十月二十八日の条に四斗を般舟院から受け取ったとあるが...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...新東宝社長大蔵貢が...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...貢租てえと年貢のことじゃろが……強訴(がうそ)に及ばんと致し相謀り……強訴というのは何のことだえ?百姓一 ごうそかね...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...老婆豊田貢(とよだみつぎ)の磔(はりつけ)になる所や...
森鴎外 「大塩平八郎」
...約束の貢は、水道の水が切れたように、少しも来なくなりました...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...貢物(みつぎもの)や商品になったのはそういう上布であっても...
柳田国男 「木綿以前の事」
...右から左へ貢ぐってえ話だぜ」「景気がいいな」と蝶太夫が云った...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...朝貢(ミツギ)ノ官船ヲ剽掠(ヘウリヤク)シ...
吉川英治 「随筆 新平家」
...どうか受けとっていただきたい」「貢物とは...
吉川英治 「平の将門」
...罰として“貢(みつぎ)”を贈る儀式である...
吉川英治 「天皇と競馬」
...子貢学派の編纂というごとくそれぞれ異なった立場をかなり露骨に表現していること...
和辻哲郎 「孔子」
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