...綺麗(きれい)な負け方ばかりしているのにも感心させられた...
徳田秋声 「仮装人物」
...脆(もろ)い負け方である...
中里介山 「大菩薩峠」
...――そんな風だからフランスはあんな負け方をしたのだという人があるかも知れないが...
野上豊一郎 「パリの地下牢」
...薫は負け方の右中将で...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...姫君たちは毎日花争いに暮らしているのであったが、風の荒く吹き出した日の夕方に梢(こずえ)から乱れて散る落花を、惜しく残念に思って、負け方の姫君は、桜ゆゑ風に心の騒ぐかな思ひぐまなき花と見る見るこんな歌を作った...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...殆どきのうと同じような負け方をした...
吉川英治 「剣の四君子」
...同じ負け方の下(もと)に敗れたのである...
吉川英治 「剣の四君子」
...あまりひどい負け方を喫したので...
吉川英治 「私本太平記」
...なぜか平軍はおなじ形の負け方を繰返した...
吉川英治 「随筆 新平家」
...あんなばかな負け方はせぬ」「むしろ...
吉川英治 「平の将門」
...あんまり脆(もろ)い負け方をしたものじゃねえか」「清十郎が弱いのじゃない...
吉川英治 「宮本武蔵」
...昨夜(ゆうべ)のような未熟な負け方...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索