...長いことにおいては又久作さんと負けず劣らずの馬面で共に有名な...
青柳喜兵衛 「夢の如く出現した彼」
...事によつたら双方とも負けず劣らず軍艦を拵へ出すやうになるかも知れないが...
薄田泣菫 「茶話」
...同時にまたいずれも負けず劣らずにそれを誇るに足るだけの素晴らしく均斉の取れた美しい肉体を持っていたということも事実なのであったろう...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...伯爵夫人に負けず劣らず...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...負けず劣らずコケティシュで...
野村胡堂 「音波の殺人」
...負けず劣らず浮氣でもあり...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...負けず劣らず浮気でもあり...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...負けず劣らず綺麗なくせに...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それから瀬左衛門と負けず劣らず...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ハンプトン大佐も負けず劣らず驚いていた...
H・ビーム・パイパー H. Beam Piper The Creative CAT 訳 「最愛の君」
...こちらの千々子さまと負けず劣らずで...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...村長の方も負けず劣らず狼狽してゐたので...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...福澤の運命はいよ/\切迫した、老人子供の寝て居る処に血気の壮士が暴れ込んでは迚(とて)も助かる道はない、所が爰(ここ)に不思議とや云(い)わん、天の恵(めぐみ)とや云わん、壮士連の中に争論を生じたと云うのは、如何(いか)にも今夜は好機会で、行(ゆ)きさえすれば必ず上首尾と極(きまっ)て居るから、功名手柄を争うは武士の習いで、仲間中の両三人が、「乃公(おれ)が魁(さきがけ)すると云えば、又一方の者は、「爾(そ)う甘くは行かん、乃公の腕前で遣(やっ)て見せると言出して、負けず劣らず、とう/\仲間喧嘩が始まって、深更に及ぶまで如何(どう)しても決しない、余り喧嘩が騒々しく、大きな声が近処(きんじょ)まで聞えると、その隣家に中西与太夫(なかにしよだいふ)と云う人の住居がある、この人は私などより余程年を取(とっ)て居る、その人が何の事か知らんと行(いっ)て見た所が、斯(こ)う/\云(い)う訳(わ)けだと云う...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...二葉町の大師匠明治の落語界は三遊派と柳派に別れて負けず劣らず...
山本笑月 「明治世相百話」
...越後衆も甲府衆も、負けず劣らず、そうであった...
吉川英治 「上杉謙信」
...どっちも負けず劣らずの酒呑み大将といったような恰好だった...
吉川英治 「私本太平記」
...ここで名状し難い臭気は不思議にももう一つの負けず劣らず嫌らしい臭いと混ざっていた――どんな性質のものか推測することはできなかったが...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
...洞窟内の同族や祖先が直面したのにも負けず劣らず信じ難いものに! 放射相称動物...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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