...肚(はら)の中では負けず劣らず温い色の野菜を嫌っているようです...
芥川龍之介 「不思議な島」
...事によつたら双方とも負けず劣らず軍艦を拵へ出すやうになるかも知れないが...
薄田泣菫 「茶話」
...負けず劣らず大声を挙げて...
太宰治 「禁酒の心」
...同時にまたいずれも負けず劣らずにそれを誇るに足るだけの素晴らしく均斉の取れた美しい肉体を持っていたということも事実なのであったろう...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...負けず劣らず酷いのが...
橘外男 「雷嫌いの話」
...伯爵夫人に負けず劣らず...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...ジーナに負けず劣らず好きなのです...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...妹さんに負けず劣らずの美しさで評判でしたが...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...キリッと口を結んで悧巧(りこう)そうな……負けず劣らずお美しくて……ハイ...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...負けず劣らず張り合ひながらも...
野上豊一郎 「演出」
...負けず劣らず浮氣でもあり...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...負けず劣らず浮気でもあり...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お萩さんと負けず劣らず綺麗なんだから...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...何方も負けず劣らず綺麗だから...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...織匠(はたや)の女房も負けず劣らず仕返しをしようと思つて...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...双方負けず劣らず鎬(しのぎ)を削(けずっ)て争うて居ると云う...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...互いに負けず劣らずに...
正宗白鳥 「軽井沢にて」
...ここで名状し難い臭気は不思議にももう一つの負けず劣らず嫌らしい臭いと混ざっていた――どんな性質のものか推測することはできなかったが...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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