...貞享(じょうきょう)元年に二万三千五百句を一日一夜のうちによんだ...
淡島寒月 「明治十年前後」
...西鶴の作にも軽焼の名が見えるから天和(てんな)貞享(じょうきょう)頃には最う上方人(じん)に賞翫されていたものと見える...
内田魯庵 「淡島椿岳」
...あたかも私が手に入れた貞享(じょうきょう)の江戸図の咄をすると...
内田魯庵 「鴎外博士の追憶」
...その後さらに延宝四年から貞享四年に至る間に...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...はじめ天和、貞享の頃、津軽半島地方に於いて、日本海岸の砂丘数里の間に植林を行ひ、もつて潮風を防ぎ、またもつて岩木川下流地方の荒蕪開拓に資した...
太宰治 「津軽」
...それは十七年後の貞享二年のことです...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...貞享(じょうきょう)...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...貞享、元禄時代の貴族や高僧の墓が立並び、文化、文政の通人や侠客、或ひは宝井其角や英一蝶の墓なども拝まれた...
牧野信一 「真夏の朝のひとゝき」
...俳句の句法は貞享(じょうきょう)...
正岡子規 「俳人蕪村」
...翌貞享(じょうきょう)元年『冬の日』の撰集あり...
正岡子規 「古池の句の弁」
...こんな風にして貞享の改革はできたのである...
三上義夫 「文化史上より見たる日本の数学」
...貞享の改暦をよくした渋川春海は...
三上義夫 「和算の社会的・芸術的特性について」
...この書の出来た貞享五年頃...
南方熊楠 「十二支考」
...貞享(じょうきょう)三年板『諸国心中女』を見ると...
南方熊楠 「十二支考」
...また貞享四年印本『江戸鹿子』に不寝権現...
南方熊楠 「十二支考」
...貞享四年に東山天皇の盛儀があつてから...
森鴎外 「最後の一句」
...貞享五年五月二十五日」と記してある...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...道中すごろく道中双六は貞享ごろに作り出したものだろうと柳亭種彦がいっているが...
山本笑月 「明治世相百話」
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