...2赤兒を豺狼の群に投ずるは愚人の事である...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
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京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...羊(ひつじ)を豺狼(おおかみ)のなかに入(い)るるが如(ごと)し...
太宰治 「斜陽」
...遠く豺狼(ひょうろう)の地に竄(ざん)せられ...
田中貢太郎 「続黄梁」
...果(はて)は無慘に林中に虎豹或は豺狼の餌食となれる鹿の群...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...衆軍は譬へば凄き猛勢を蓄へ肉にあこがるる豺狼の群見る如し...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...歯糞を飛ばして寄附金を強請するに至っては其の名を忠孝に托すと雖も其心は豺狼(さいろう)に斉(ひと)し...
永井荷風 「偏奇館漫録」
...あの豺狼(さいろう)に似た根性を以て...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...豺狼を小人に比するごとくインドにも虎牙を惜しんで詰まらぬ物と争わぬと言う諺があったらしい...
南方熊楠 「十二支考」
...豺狼を従え人を淵に投げ込む...
南方熊楠 「十二支考」
...豺狼(さいろう)のような男だとよく人はいいます...
吉川英治 「三国志」
...京師へ豺狼を引入れたら人を喰いちらしはしませんかな」鄭泰(ていたい)が憂えると...
吉川英治 「三国志」
...豺狼(さいろう)の眼をかがやかしつつ...
吉川英治 「三国志」
...豺狼(さいろう)のような性情を持っています...
吉川英治 「三国志」
...豺狼(さいろう)のような性質で...
吉川英治 「三国志」
...彼らはもともと山林の豺狼(さいろう)...
吉川英治 「三国志」
...南蛮国には豺狼虎豹(さいろうこひょう)を駆使する陣法ありと見えたが...
吉川英治 「三国志」
...海東郡の野に潜(ひそ)む二千余の豺狼(さいろう)を飼って...
吉川英治 「新書太閤記」
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