...独逸(ドイツ)はその汎独主義の手先に土耳古(トルコ)人をまで使役して豺狼(さいろう)飽く無きの大欲を遂げんと欲し...
大隈重信 「永久平和の先決問題」
...豺は躰小にして、獅子に勝つ能わざるも、智力に於て獅子に過ぐ...
高木敏雄 「比較神話学」
...羊(ひつじ)を豺狼(おおかみ)のなかに入(い)るるが如(ごと)し...
太宰治 「斜陽」
...第五章豺(やまいぬ)その頃は飲酒の時代であって...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...豺は自分の衣服を寛(くつろ)げて...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...豺は、それから、なみなみと注(つ)いだ一杯の酒で咽(のど)を潤(うるお)したり、頭のタオルを取替えたりして元気をつけると、二番目の食物を集めにかかった...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...豺は再び言われる通りにした...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...第五章 豺ストライヴァーに対して豺の役目を勤めているシドニー・カートン...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...吐谷渾(とこくこん)と申す夷(い)に阿豺(あさい)と申す人...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...豺(やまいぬ)や鰐(わに)や青鷺(あおさぎ)などの奇怪(きかい)な動物の頭をつけた神々の憂鬱(ゆううつ)な行列である...
中島敦 「木乃伊」
...豺狼を小人に比するごとくインドにも虎牙を惜しんで詰まらぬ物と争わぬと言う諺があったらしい...
南方熊楠 「十二支考」
...豺狼を従え人を淵に投げ込む...
南方熊楠 「十二支考」
...獅虎豹豺羆(ひ)の脂(あぶら)を脚に塗り象馬牛羊驢の厩に至る...
南方熊楠 「十二支考」
...山林の豺狼(さいろう)千余人を糾合(きゅうごう)し...
吉川英治 「三国志」
...豺狼(さいろう)のような性質で...
吉川英治 「三国志」
...彼が豺狼の如き漢(おとこ)であろうと...
吉川英治 「三国志」
...彼らはもともと山林の豺狼(さいろう)...
吉川英治 「三国志」
...南蛮国には豺狼虎豹(さいろうこひょう)を駆使する陣法ありと見えたが...
吉川英治 「三国志」
便利!手書き漢字入力検索