...なんという豪胆な刑事なんであろうかと...
海野十三 「火星兵団」
...さようでございます」「辻中佐の豪胆なることについては...
海野十三 「大宇宙遠征隊」
...非常に頭の鋭い而(しか)も極めて豪胆な連中の仕業(しわざ)に相違ありません...
江戸川乱歩 「黒手組」
...たいへん豪胆な、意志の鞏固(きょうこ)な男ですが、彼がかつて軍隊にいた時、何かのはずみで、脚部(あし)を負傷したのです...
高神覚昇 「般若心経講義」
...轟々(ごう/\)と冷酷な豪胆な呻りを挙げて...
谷崎潤一郎 「恐怖」
...豪胆なまたむとんちゃくな様子をしたその若者は...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...この豪胆な貴公子の意気を喜びましたけれども...
中里介山 「大菩薩峠」
...かの白面にして豪胆なる貴公子はここにはいません...
中里介山 「大菩薩峠」
...なんという豪胆な言い分だろう...
中里介山 「大菩薩峠」
...豪胆なところが現われている...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...豪胆なことは天下第一の勇将である...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...最も豪胆な牧童とより他には見へぬから...
牧野信一 「山男と男装の美女」
...こういうわけで――それに高められたと同時に高く見せるかれの居場所が、この印象を助長したのかもしれぬ――かれの姿勢は、なんとなく傲(ごう)然と見渡しているような、豪胆な、またはあらあらしいおもむきをさえそなえていた...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...わたしなどよりもずっと豪胆な人たちにおいてさえおこることなのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...あのオランジュ公を殺そうとはかった二人*の者の豪胆な行為以上に驚嘆すべきものはない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...さしも豪胆な武将たちも...
吉川英治 「三国志」
...豪胆な神秘家たちの何人かは...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
...すべて強剛な豪胆な個性の持主であった...
和辻哲郎 「鎖国」
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