...そこにあった安楽椅子に豪然と凭(もた)れて...
海野十三 「鍵から抜け出した女」
...われ/\は豪然として富貴栄達を白眼に視る気概を喜んでゐたのである...
永井荷風 「来訪者」
...豪然として人の快腸を洗うあるのみだ...
中里介山 「大菩薩峠」
...豪然と顔を反(そら)して去った老婦人に出逢ったからだと...
長谷川時雨 「モルガンお雪」
...小村が文豪然と気取りながら道頓堀(どうとんぼり)あたりの盛場を...
山下利三郎 「流転」
...床を背に豪然と坐す...
山中貞雄 「武蔵旅日記」
...豪然たる巌流、先頭の舟上に立つ...
山中貞雄 「武蔵旅日記」
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