...豪気な中年の男の横顔でした...
犬養健 「亜剌比亜人エルアフイ」
...豪気な才物だが、また一面には情にもろい、涙のある優しい人だった...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「情鬼」
...泉州堺の町を焼き払った何とかいう豪気な侍が...
橘外男 「棚田裁判長の怪死」
...「豪気なブールゴーニュ人剣を横たえ顎髯(あごひげ)生やし跳(は)ねよブールゴーニュ人...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...豪気なもんでしたぜ...
豊島与志雄 「田原氏の犯罪」
...「金もうけをたくらんでる豪気な男だな...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...豪気なもんじゃあねえか」「成る程...
直木三十五 「南国太平記」
...誰が一体こんな事をしやがった」豪気な又左衛門に励まされるともなく...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ただ、わたしはいう、あの豪気な、大きい心の人が、なぜその苦しみとひたむきに戦わなかったか、この人間の苦しみこそ、宗祖親鸞(しんらん)も戦って戦いぬいて、苦悩の中に救いを見出(みいだ)し大成したのではなかろうか、良致氏が外国で家庭生活をもっていたことが、かえって武子さんを小乗的(しょうじょうてき)にしてしまったのかもしれない、仏教のことばなんかつかっておかしいが、そんなふうにもおもえる...
長谷川時雨 「九条武子」
...十七や十八で豪気なもの...
長谷川時雨 「朱絃舎浜子」
...豪気な若い衆ぢやねえか? あんなのあ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...多い神仏の内には豪気な奴もありて...
南方熊楠 「十二支考」
...いかにも昨夜(ゆうべ)忍藻に教訓していたところなどはあっぱれ豪気なように見えたが...
山田美妙 「武蔵野」
...それでも自動車が後から後から押しかけて来て、立派な紳士が入れ代り立ち代り、名刺を置いては帰って行くの」「フ――ン、豪気なもんだナ...
夢野久作 「一足お先に」
...豪気な都督のことですから...
吉川英治 「三国志」
...二豪気な黄忠も、いまはどうすることもできない...
吉川英治 「三国志」
...豪気な秦明も五体節々(ふしぶし)痛い所だらけである...
吉川英治 「新・水滸伝」
...楊雄さんから兄弟のお杯をいただきました石秀と申すものです」「豪気な男ぶりだの...
吉川英治 「新・水滸伝」
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