...その豪いことを誇張して繼母(はゝ)などに説き聞せた...
石川啄木 「鳥影」
...「豪いぞ、豪いぞ...
泉鏡花 「悪獣篇」
...天下に俺たちぐらい豪いものはなかろうと思っていると...
海野十三 「○○獣」
...素晴しい豪い人だって事だけは吉公から聞いている」と云ったが...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「鳩つかひ」
...豪(えら)いと言へば豪いんだねえ...
田山録弥 「百日紅」
...彼を学校の先生よりも豪いと思った...
豊島与志雄 「黒点」
...踏み外していないところが豪い...
豊島与志雄 「性格批判の問題」
...豪い人ですから、子供と一緒にはなりません...
豊島与志雄 「鳶と柿と鶏」
...まだお若いに豪(えら)いものじゃな」「豪いものじゃ...
中里介山 「大菩薩峠」
...『こつちの叔父(おんつあ)は全く豪い叔父(おんつあ)だつた……さう言つては何だけれど...
水野仙子 「醉ひたる商人」
...東洋にはずっと豪いのがあって...
南方熊楠 「十二支考」
...それよりも豪いのはインドで...
南方熊楠 「十二支考」
...上の豪い人に訊くと分ります...
横光利一 「欧洲紀行」
...この村では一番豪い人物かもしれないと想像されるふしも感じる...
横光利一 「夜の靴」
...「あそこの長男は豪い...
横光利一 「夜の靴」
...豪いもんだ...
横光利一 「旅愁」
...「豪いも豪くないもないや...
横光利一 「旅愁」
...2のX乗という代数の形で表現して見せたのがカントルという豪い数学者で...
横光利一 「旅愁」
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