...台風が過ぎ去り、この地には豊饒な雨が降った...
...この地は土地柄豊饒だから、農業に適している...
...豊かな自然に恵まれ、この地は豊饒な漁獲物が得られる...
...彼の作品は表現力豊饒であり、多くの人を魅了する...
...地球温暖化の影響で、豊饒な農業地帯でも収穫量が減少している...
...その豊饒さ、はなばなしさに、「秋」はすつかり自分の心を奪はれてしまつて、ただもう一途にそれらのものを愛撫し抱擁するのみで、素性の貧しい、見てくれのぢみな烏瓜などは、一向見向かうともしなかつた...
薄田泣菫 「独楽園」
...人道上残虐の不幸に遭逢せる者を救ハれ豊饒なる吾等の居村を保持して財産を奪掠せらるゝの災厄を免るゝを得バ...
田中正造 「非常歎願書」
...豊饒の秋! 山には山の幸...
種田山頭火 「其中日記」
...生命と愛との豊饒(ほうじょう)な重みを...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...オリヴィエを豊饒(ほうじょう)ならしめていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...それよりもさらに豊饒(ほうじょう)であった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...或は豊饒なる新世界か...
豊島与志雄 「風景」
...情に燃えた熱烈な豊饒(ほうじょう)な正直な性質を...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...土質が非常に豊饒で...
中谷宇吉郎 「コロラド通信」
...ガンブリヌス(麦酒神)の恵みを受ける豊饒な国に九百三十万の民草を統治するバイエルン国王――十一世紀以来...
久生十蘭 「泡沫の記」
...彼らは社会の一方に豊饒を見...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...次から次へと子を産み出してゆく豊饒な胎だけを生物的にあがめるばかりではなくて...
宮本百合子 「結婚論の性格」
...おわかりになるでしょう?ユリがこのような人間的豊饒さへの過程と作家的成熟とを...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...豊饒(ほうじょう)な作...
柳宗悦 「工藝の道」
...田舎の豊饒(ほうじょう)を写し出そうとすると...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...本流だけでも六百邦里に及ぶ松花江が豊饒な耕作地帯を形成してゐる事を想ふと...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...不断の豊饒を享受するためには...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...土地の肥沃度及びその生産物の豊饒が...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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