...お定と云つて豊橋在から来た...
石川啄木 「病院の窓」
...豊橋のさる骨董屋に担ぎ込んだ...
薄田泣菫 「茶話」
...今豊橋辺にあつちこつち崋山の手紙が散(ちら)ばつて...
薄田泣菫 「茶話」
...さういふ風に、ひどく元気で寒さも凌(しの)ぐことも出来たから、今年は場合によつては、水戸へも、仙台へも、豊橋へも、それから九州へも行つて、大いに動かうかとも考へてゐる...
関根金次郎 「手数将棋」
...私は豊橋の山村と云う者じゃ...
田中貢太郎 「参宮がえり」
...参宮帰りに海賊船に乗ったのは豊橋某町の山村と云う豪家(ごうか)の親子で...
田中貢太郎 「参宮がえり」
...豊橋と云うような地方の小都会で暮すことは淋(さび)しさに堪えられない気がしたが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...旅館へ急行券の手配を頼んだり豊橋で乗り換えたりするのが煩(わずら)わしかったので...
谷崎潤一郎 「細雪」
...一時には早くも豊橋着...
種田山頭火 「旅日記」
...豊橋とか、岡山とか――...
直木三十五 「大阪を歩く」
...豊橋から長崎へといった...
中井正一 「集団文化と読書」
...「三州吉田領風俗問状答」に『吉田(現今の豊橋市)産土神(うぶすながみ)(天王社)の祭は...
中山太郎 「獅子舞雑考」
...宇野久美子という女性はたしかに豊橋まで汽車に乗っていたはずだが...
久生十蘭 「肌色の月」
...まったく他愛のないようなことなんだ……兄が乗り捨てたプリムスが豊橋のガレージにある...
久生十蘭 「肌色の月」
...四時四十分の豊橋行で熱海へ向った...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...けさはおKちゃんの兄が豊橋へ幹部候補生の学校で来ているのが...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...百五十年ほど前に三州豊橋の町で...
柳田国男 「山の人生」
...安之助もすこやかに旅をつづけて四日めに三河のくに吉田(今の豊橋市)へ着いた...
山本周五郎 「日本婦道記」
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