...呀然豁(王世貞)...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...その時の快豁(かいかつ)な気もちは...
徳冨蘆花 「謀叛論(草稿)」
...伊藤侯は快豁なる多血質にして...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...豁然と眼が開けた思いをした...
豊島与志雄 「失策記」
...それが花園天皇になると更に豁達であります...
内藤湖南 「日本文化の獨立」
...氣宇豁達矚目悉く快ならざるはなし...
長塚節 「草津行」
...樟の大木が掩(おほ)ひかぶさつて落葉の散つてある所を出拔けると豁然(くわつぜん)として來る...
長塚節 「炭燒のむすめ」
...しばらくしてから彼は今までの快豁(かいかつ)な調子を急に失った...
夏目漱石 「行人」
...できるだけ快豁(かいかつ)な気分を自分と誘(いざな)って見た...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...そう考えられない事もないな」笹野新三郎は豁然(かつぜん)とした様子ですが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...仏学も儒道も一と通りは修めたうえ一夜豁然大悟(かつぜんたいご)して...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...美しい那覇の市中が一望に豁けるのも嬉しい...
濱田耕作 「沖繩の旅」
...何処か豁然(からり)と晴やかに快さそうな所も有りて...
二葉亭四迷 「浮雲」
...実に豁然(かつぜん)通悟したところがあって...
三宅花圃 「藪の鶯」
...冬の庭も四季の終りに豁然として美事な眺めに就かなければならぬのである...
室生犀星 「冬の庭」
...豁然(かつぜん)...
吉川英治 「三国志」
...豁然(かつぜん)と...
吉川英治 「私本太平記」
...豁然(かつぜん)と...
吉川英治 「宮本武蔵」
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