...その谺(こだま)は少時(しばらく)の間あたりにどよめいている...
飯田蛇笏 「茸をたずねる」
...森林中を鳴らす谺(こだま)...
火野葦平 「花と龍」
...合唱の声と谺響(こだま)と揺(ゆら)ぎて靡(なび)き寄る木立...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...快音を谺(こだま)するシート・ノックの白球を追って...
山川方夫 「昼の花火」
...新鮮な一弾の谺するたびに...
横光利一 「旅愁」
...牧獸を呼ぶ角笛のひゞきも山の中腹から谺して來る...
吉江喬松 「山岳美觀」
...森の中からは傳説の角笛が谺して響き渡り...
吉江喬松 「山岳美觀」
...水に谺(こだま)して...
吉川英治 「三国志」
...水谺(みずこだま)をよんでいた...
吉川英治 「私本太平記」
...四方の山の谺(こだま)を呼んで...
吉川英治 「新書太閤記」
...小さい谺(こだま)にも...
吉川英治 「新書太閤記」
...谺(こだま)に耳をすましていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...谺(こだま)のように...
吉川英治 「親鸞」
...谺(こだま)してきた...
吉川英治 「松のや露八」
...敵味方大声が谺(こだま)しあうと...
吉川英治 「源頼朝」
...雲に谺(こだま)し...
吉川英治 「源頼朝」
...あたりの杉木立にたかく谺(こだま)する...
吉川英治 「宮本武蔵」
...第五章夜毎の夢が私に運びくる暗く散り散りの谺の元となった世界というのがこれだ...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「時間からの影」
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