...即ち、群馬県邑楽郡では、地元渡瀬村の小林偵七郎、同善吉、家富元吉、原金次郎、木村勇吉、谷津保三郎、その西隣りの多々良村から田野入利三郎、亀井朋治、東隣り大島村からは小山孝八郎、佐山文随、大出喜平、青木金次郎、西谷田村からは荒井嘉平、松本吉蔵、野中彦四郎、永島与八、栃木県では、渡瀬村の対岸にあたる吾妻村から庭田恒吉、同清四郎、同駒吉、桜井与惣治、阿部滝三郎、野村千代蔵、海原忠吉、横塚治三久、佐取安次郎、丸山浪次郎、右岸の久野村から室田忠七、稲村忠蔵、同与市、稲毛教次郎、磯直吉、持斎茂吉、同一作、さらに上流の毛野村から岩崎佐十、同弥八、秋山和助、吾妻村の東隣の植野村から関口幸八、小野政吉、岡田孝吾、谷元八、栗原宰次郎、その下流で大島村の対岸の界村から糸井藤次郎、同弁吉、茂呂宗次郎、同平吉、福地直八、野口春蔵、矢島幸作、さらに犬伏町から山崎次郎、小林孫平、小関栄吉、以上五十余名であった...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...宗田忠七、稲村与市、設楽常八、谷津富三郎、亀井朋治、荒井嘉蔵が自宅から拘引されたのは十五日であった...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...沼ばかり殘して八村桃の花桃の八村とは、清水、堤臺、中野臺、吉春、谷津、五木、岩名、築比地、是れ也...
大町桂月 「春の郊外」
...「あれが茂十どんのいる谷津(やつ)村でございます...
橘外男 「逗子物語」
...川土手をすこし往くとすぐ谷津であった...
田中貢太郎 「火傷した神様」
...・芽ぶくより若葉する湯けむりをちこち・山路あるけば山の鴉がきてはなく四月二十一日 谷津温泉...
種田山頭火 「旅日記」
...午前中に谷津の松木一郎君を訪ねる...
種田山頭火 「旅日記」
...山の手にては四谷津の守なる芸者家町の凹地に銘酒屋七...
永井荷風 「桑中喜語」
...入谷津(いりやつ)の山曲(やまたわ)で年五十石の上りのある田地を買って小さな家を建て...
久生十蘭 「うすゆき抄」
...谷津のなぞえに砦のような三層の邸第を造営し...
久生十蘭 「うすゆき抄」
...大炊介の田地と住居のある上の入谷津まではここも石高の一本道で...
久生十蘭 「うすゆき抄」
...この谷津にかような邸第の出来たことも...
久生十蘭 「うすゆき抄」
...大炊介はそうして五年ぶりに入谷津の山曲へ帰着したが...
久生十蘭 「うすゆき抄」
...大炊介が入谷津の荒田のそばへ帰ってきたと知ると...
久生十蘭 「うすゆき抄」
...このごろ谷津の斜面(なぞえ)にあるお邸の高楼(たかどの)に...
久生十蘭 「うすゆき抄」
...箱根の外輪山に囲まれた入谷津の谷戸は...
久生十蘭 「うすゆき抄」
...その時谷津温泉で作つたもの...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...河津の谷津温泉だという...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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