...譽め言葉をくれたのは飛上る程悦しかつた...
生田葵山 「永井荷風といふ男」
...進んで不健全と云はれるだけの名譽も見識もあるべき筈がないぢやアないか?」「何か分らんが...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...之が即ち名譽を與へたのです...
竹越與三郎 「日本の眞の姿」
...その郷土の榮譽を一身に荷はんとする意氣込みが無ければ...
太宰治 「砂子屋」
...――左程害のひどく無い所までも足尾銅山の爲に他の鑛業者の名譽を害し鑛業を妨げると云ふことが出來るのみならず...
田中正造 「公益に有害の鑛業を停止せざる儀に付質問書」
...彼はあらゆる武藝力技(わざ)に其の譽れ並ぶものなく(the most famous in all the feats of strength)...
テニソン Tennyson 菅野徳助、奈倉次郎訳 「アーサー王物語」
...今は欺騙をたくらみて衆兵すでに失へる我に空しく譽なき歸陣の酷き命下(くだ)す...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...メネラオス二將に譽加ふべく...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...人界の王の孰れをか君はかく迄*懲らしゝや? かくも譽を奪へりや?禍害の運にこゝに來し楫取多き船の上...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...また譽ある稱號を呼びて勵ませ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
... 390ヘープァイストス譽ある神工を呼び叫び曰ふ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...「入牢といふ不名譽」から昌造を無理矢理に引き離さうとしてゐる點で一致してゐるのである...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...毀譽褒貶は度外に置くべしだ...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...吾々は吾々の政治的演壇へ榮譽ある賓客として彼等を歡迎せねばならぬ...
エム・ケー・ガンヂー 福永渙訳 「非暴力」
...騎士道とか武士道とかにおいて名譽心が根本的な徳と考へられたのもこれに關聯してゐる...
三木清 「人生論ノート」
...この點において愛は名譽心と對蹠的である...
三木清 「人生論ノート」
...名譽心はなほ根柢のあるものであつた...
三木清 「人生論ノート」
...「日本國民は國家の名譽にかけ...
山浦貫一 「新憲法の解説」
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