...仁右衛門は眼路(めじ)のかぎりに見える小作小屋の幾軒かを眺めやって糞(くそ)でも喰(くら)えと思った...
有島武郎 「カインの末裔」
...眼路(めぢ)眇茫(べうばう)として極(きはみ)無く...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...人住むあたり銅(あかがね)の雲たち籠(こ)むる眼路(めぢ)のすゑ...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...眼路(めぢ)眇茫(びようぼう)として極(きはみ)無く...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...たち籠むる眼路(めぢ)のすゑ...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...患者の食(しよく)は眼路(めぢ)のかぎりに擴げられたり...
上田敏 上田敏訳 「牧羊神」
...東南一帯は眼路のかぎり茫々たる大砂原で...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...緑の街路樹が眼路(めじ)の限りに打ち続き...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...眼路(めじ)も遥かに霞(かす)んで...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...その眼路(めじ)のはるかつきるまで...
徳永直 「白い道」
...眼路の終るあたり...
久生十蘭 「白雪姫」
...私たちの眼路はるかに...
宮本百合子 「合図の旗」
...子供の怖がる眼路(めじ)をふさいだ...
室生犀星 「津の国人」
...女の乗った渡舟はそれでもまだ眼路(めじ)の果にあって...
室生犀星 「津の国人」
...父の眼路を辿って...
室生犀星 「みずうみ」
...万頃(ばんけい)の豊田眼路(めじ)はるかにして児孫万代を養ふに足る可く...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...背の高い芒がのび茂っていて眼路を遮った...
横光利一 「旅愁」
...眼路の果て遠き彼方を眺めやつてゐるやうであつた...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
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