...まるで空気の抜けた護謨風船(ごむふうせん)のように...
芥川龍之介 「毛利先生」
...鉢植(はちうえ)の護謨(ごむ)の葉を遠慮なく爪でむしりながら...
芥川龍之介 「路上」
...あの護謨(ごむ)の樹の鉢植のある会場の次の間へ...
芥川龍之介 「路上」
...亞刺比亞(アラビア)護謨(ゴム)の木(アカチア)茂りあひて...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...すべすべした護謨外套(ゴムマント)を着ていたが...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...代りに毒薬と護謨細工(ごむざいく)の人形とを持つて帰るやうに……...
薄田泣菫 「茶話」
...刀自は護謨(ごむ)製の懐中湯たんぽを背中に入れて...
薄田泣菫 「茶話」
...」娘は護謨(ごむ)人形のやうに急に母親に飛びついた...
薄田泣菫 「茶話」
...半東洋風の黒い頭髪をロジェル・エ・ギャレ会社の製品で水浴用護謨(ごむ)帽子のように装飾して――で...
谷譲次 「踊る地平線」
...護謨草履が欲しい/\と角谷は云って居たのであった...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...喉を切り裂いて差し込んだ護謨管から漸く弱い呼吸が通っているらしい...
豊島与志雄 「過渡人」
...護謨(ゴム)靴の刑事と...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...噛(か)み締めるものに護謨(ゴム)の弾力がなくては無事には行かぬ...
夏目漱石 「虞美人草」
...三人の後(あと)に随(つ)いたお延の護謨輪(ゴムわ)は...
夏目漱石 「明暗」
...最も原始的な情緒この密林の奧ふかくにおほきな護謨(ごむ)葉樹のしげれるさまはふしぎな象の耳のやうだ...
萩原朔太郎 「青猫」
...護謨樹(ごむじゆ)...
本多靜六 「森林と樹木と動物」
...それより護謨(ゴム)園を見に行く...
横光利一 「欧洲紀行」
...左右の欠刻から沁み出る護謨(ごむ)液が中央に集つて落ちるのを採収夫が硝子(ガラス)の小杯(コツプ)に受けて廻るのである...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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