...そうなれば折角ここまで宇宙艇を護りつづけてきたデニー博士以下の乗組員たちも...
海野十三 「火星探険」
...オランダ國旗を唯一つ日本長崎で護り通し祖國の歴史を辱しめなかつた甲比丹ヅーフは...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...川路の太刀打は充分に自主性を護り得たものであつたと思へるが...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...そしてさらに『このお方(ムッシュ)が』――と婦人はどうしたわけかヴェリチャーニノフのことをそう呼んでいた――『私どもの護りの神とも...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...どこまでも主人の死体と所持品とを護りつゞけて...
豊島与志雄 「アフリカのスタンレー」
......
野口雨情 「未刊童謡」
...それを護り了(おほ)せなかつた清左衞門は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ガラツ八の友達が多勢で見護り...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...護りの人たちは遠くの饗宴のごたごたした騒音を聞いたが...
フィオナ・マクラウド Fiona Macleod 松村みね子訳 「精」
...アルバニアは俗伝に蛇が伏蔵を護り時々地上へ曝(さら)して...
南方熊楠 「十二支考」
...すなわち大黒神は今もインドで大陽相を以て表わして盛んに崇拝するシワの眷属ながら、仏法を敬し、僧衆を護り、祈れば好いたものを授ける、台所で香火を供えて願えば、たちまち飲食を下さるというのだ...
南方熊楠 「十二支考」
...厨子王(ずしおう)はお父うさまの下さった護り刀を大切におし...
森鴎外 「山椒大夫」
...並(また)なんじの霊魂(たましい)を護り給はん...
山崎富栄 「雨の玉川心中」
...お館(やかた)さまやお家を護り続ける覚悟である...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...私の護り刀を」「ハイ」「それと...
吉川英治 「江戸三国志」
...「死してもなお死せざる孔明の護り」が内治外防の上にあったからにほかならない...
吉川英治 「三国志」
...わしの身などに護りはいらぬ...
吉川英治 「源頼朝」
...お護りあるわ」「そうじゃ権叔父...
吉川英治 「宮本武蔵」
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