...中国を近代的統一国家へと護り育てようとする誠意も生れてくる...
豊島与志雄 「秦の憂愁」
...志賀家の血筋を護り通さうとするのでせう...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...越前屋のひと粒種を護り通したんだ」「吉五郎が隱した手紙には何を書いてあつたんでせう...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...――でも繼娘のお雪を助けて越前屋の血統(けつとう)を護り通したんだから本望だらうよ」平次はつく/″\さう言ふのでした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...傍(かたわら)より番をして防ぎ護り...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...護りの人たちは遠くの饗宴のごたごたした騒音を聞いたが...
フィオナ・マクラウド Fiona Macleod 松村みね子訳 「精」
...一人といふ責任がおのづと眼を開けさせたかのやうに――護り疲れたやうな電燈の光が...
水野仙子 「女」
...すなわち大黒神は今もインドで大陽相を以て表わして盛んに崇拝するシワの眷属ながら、仏法を敬し、僧衆を護り、祈れば好いたものを授ける、台所で香火を供えて願えば、たちまち飲食を下さるというのだ...
南方熊楠 「十二支考」
...護り刀と一しょにして...
森鴎外 「山椒大夫」
...犯罪者になることから護り...
山本周五郎 「さぶ」
...杉乃を不幸や困難から護り...
山本周五郎 「竹柏記」
...伊達六十万石の安泰を護りぬこうとなすっておられるのに...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...この護りは、以て、卑劣なる汝ら害獣を天誅(てんちゅう)するために研(と)がれている...
吉川英治 「三国志」
...「死してもなお死せざる孔明の護り」が内治外防の上にあったからにほかならない...
吉川英治 「三国志」
...お護りいたす所存(しょぞん)にございますれば……畏れながら...
吉川英治 「新書太閤記」
...石にかじりついても護り通さなければならない...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...わしの身などに護りはいらぬ...
吉川英治 「源頼朝」
...世を護りたまわんがために...
吉川英治 「宮本武蔵」
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