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饗庭篁村 「木曾道中記」
...病院へかつぎこまれる途中も譫語(うはごと)に英語をしやべつてゐた...
芥川龍之介 「貝殼」
...支那旅行の中途上海で風邪で入院してゐて譫語に「おつかさん...
小穴隆一 「二つの繪」
...「酔っ払っているか譫語(うわごと)を言っているかだ...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...だがもし彼等が確かに譫語を言っているものとわかればだ...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...譫語(うわごと)の中で両人(ふたり)の秘密をいい出しはせぬかということが...
モーリス・ルヴェル Maurice Level 田中早苗訳 「麻酔剤」
...妻ノアノ譫語(うわごと)モ同ジ...
谷崎潤一郎 「鍵」
...妻ハ明ケ方カラ例ノ譫語ヲ始メタ...
谷崎潤一郎 「鍵」
...今マデノヨウナ譫語ジミタ云イ方デハナクテ...
谷崎潤一郎 「鍵」
...「彼女ノ口カラ『木村サン』トイウ一語ガ譫語(うわごと)ノヨウニ洩(も)レタ」ことについては...
谷崎潤一郎 「鍵」
...譫語ノゴトク見セカケテ故意ニ僕ニ聞カセタノデアルカ」どちらであるかといえば...
谷崎潤一郎 「鍵」
...今迄の譫語(うわごと)のような調子とは全然違う狂気じみた声を発した...
谷崎潤一郎 「細雪」
...始め病気になって――何だか譫語(うわごと)をいったように聞いたね」「なにそんな事はありません」と金田夫人は判然たる直線流の言葉使いをする...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...寝言また白痴のごとき譫語(たわごと)のみ...
南方熊楠 「十二支考」
...いかにも譫語が云いたくてたまらなかったのは面白い...
宮本百合子 「寒の梅」
...右に付小弟次第に譫語(せんご)す...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...譫語(うわこと)に「こら待て」だの「逃がすものか」だのと叫んだからである...
森鴎外 「護持院原の敵討」
...熱劇しくて譫語(うはこと)のみ言ひしを...
森鴎外 「舞姫」
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