...彼女は譫言(うわごと)を云った...
モオパッサン 秋田滋訳 「初雪」
...病院へかつぎこまれる途中も譫語(うはごと)に英語をしやべつてゐた...
芥川龍之介 「貝殼」
...王は譫言に止度なく...
アナトール・フランス Anatole France 芥川龍之介訳 「バルタザアル」
...譫言のような歌が聞こえてくる...
東健而訳 大久保ゆう改訳 「瀕死の探偵」
...丁度熱に浮かされた譫語(うわごと)のような...
アルチバシェッフ M. Artzibaschew 森鴎外訳 「罪人」
...」と同じ言(こと)を幾(いく)たびも譫言(うわごと)に謂(い)うを聞きて...
泉鏡花 「活人形」
...」と苦しみのあまり哀れな譫言を口走り...
太宰治 「お伽草紙」
...」と苦しみのあまり哀れな譫言を口走り...
太宰治 「お伽草紙」
...とたんに「木村さん」という譫語を口走ったのを...
谷崎潤一郎 「鍵」
...その後も始終誰にもわての顔を見せてはならぬきっとこの事は内密にしてと夢(ゆめ)うつつの裡(うち)に譫語(うわごと)を云い続け...
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...譫言(うわごと)をいい...
チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「グーセフ」
...国へ帰りたいと譫言(うわごと)のように云い続けて...
豊島与志雄 「香奠」
...それだけなら宜(い)いですがその譫語のうちに私の名が時々出て来るというのです」主人は無論...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...譫言(うわごと)...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...譫妄(せんもう)状態に近いようなようすになり...
久生十蘭 「キャラコさん」
...断末魔の譫語(うわこと)だったかも知れません...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...神経性の熱を四十度も出しやがって譫言(うわごと)ばかり……」「どんな譫言を……」と私は急に真面目になって問うた...
夢野久作 「暗黒公使」
...果しもない譫言(たわごと)まで問わっしゃる...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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