...こんなところで非常警戒していても何にもならせんよ...
海野十三 「蠅男」
...ひそかに警戒していたのです...
太宰治 「新ハムレット」
...夜になって老婆と新一は奥の室(へや)へ寝床を並べてお滝を警戒していた...
田中貢太郎 「狐の手帳」
...自殺と不正を警戒している探偵や...
谷譲次 「踊る地平線」
...それと云わずに警戒している風があった...
谷崎潤一郎 「細雪」
...後の幻滅の苦々しさを警戒して...
中島敦 「狼疾記」
...伊之助を警戒して居たら...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...山内はそういう空気を察して警戒していたので...
久生十蘭 「ノア」
...「山林のほうばかり警戒していたので...
久生十蘭 「肌色の月」
...一味は警戒して引っ越したのでございます...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...ムーアがブツブツ、「警戒してるな...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...大きな口にのこぎりのような歯が並び、目は月のようにでかくまん丸、憤慨(ふんがい)、警戒して、ぎらついている...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「幽霊島」
...私の家を遠まきにして警戒しているらしい...
三好十郎 「肌の匂い」
...報復の手の伸びて来ることを迷惑に思う人たちは警戒して...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...つまり敵が警戒しているからで...
山本周五郎 「風流太平記」
...社会の悪風に感染しない様に警戒して居ると云ふ事ですが...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...もし何かの謀略でもありはしまいかとなお充分警戒しているふうが見えた...
吉川英治 「三国志」
...菊王は万一を警戒してか...
吉川英治 「私本太平記」
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