...ぬすみだされることばかり警戒しているのですから...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...さうして妙に客を警戒して...
太宰治 「お伽草紙」
...世評を警戒している...
太宰治 「春の盗賊」
...巡査が一人道側へ立って警戒している...
寺田寅彦 「病院風景」
...後の幻滅の苦々しさを警戒して...
中島敦 「狼疾記」
...早速吾妻橋から両国橋の間を警戒して居たのです...
野村胡堂 「悪人の娘」
...この子を警戒して...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...連中は居間でぺちゃくちゃ喋って、警戒しておらん...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...でも大佐が逃げたら、敵は警戒して、取り戻しに来るだろう...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...大きな口にのこぎりのような歯が並び、目は月のようにでかくまん丸、憤慨(ふんがい)、警戒して、ぎらついている...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「幽霊島」
...事務員が警戒してると...
正宗白鳥 「奇怪な客」
...彼が時々刻々に警戒して来た駐在所や...
夢野久作 「白菊」
...偏(ひと)えに背後の米国を警戒して不足勝ちな石油を蓄積したいためと伝えられておりますが...
夢野久作 「暗黒公使」
...只東京の「不良」の誘惑ばかりを警戒している...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...どこかにまだあたりを警戒している物腰が笑顔の中に漂った...
横光利一 「旅愁」
...大いに警戒しているふうであった...
吉川英治 「三国志」
...遠巻きに警戒していよう...
吉川英治 「新書太閤記」
...寺のまわりには、老臣の酒井忠次(さかいただつぐ)、石川数正(いしかわかずまさ)、井伊直政(いいなおまさ)などが、物々しく、警戒していた...
吉川英治 「新書太閤記」
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