...」譚(たん)は殆(ほとん)ど左利きのように残りの一片を投げてよこした...
芥川龍之介 「湖南の扇」
...……けれどもこの立志譚は尊徳に名誉を与へる代りに...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...その流れは『捜神記(そうしんき)』『剪燈新話』『西湖佳話』『聊斎志異(りょうさいしい)』というような怪譚小説になった...
田中貢太郎 「怪譚小説の話」
...巨大なる聖歌(アンセム)と叙事詩的な聖譚曲(オラトリオ)とを書いたのであった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...松子雁の饒歌余譚に曰く「根津ノ新花街ハ方今第四区六小区中ノ地ニ属ス...
永井荷風 「上野」
...マーシャル古譚詩の中には屡出て來る名前ださうである...
中島敦 「環礁」
...秀郷の竜宮入りの譚の類話と...
南方熊楠 「十二支考」
...『千一夜譚(サウザンドナイツ・エンド・ア・ナイト)』に海商シンドバッド一友と樹に上り宿すると夜中大蛇来てその友を肩から嚥(の)みおわり緊(きび)しく樹幹を纏(まと)うて腹中の人の骨砕くる音が聞えたと出で...
南方熊楠 「十二支考」
...唐訳の律蔵より尤(いと)も目出たい智馬(ちば)の譚を約説して祝辞に代え...
南方熊楠 「十二支考」
...例せばクレーンの『伊太利俚譚(イタリアン・ポピュラー・テールス)』に...
南方熊楠 「十二支考」
...故にラーマーヤナ譚が三国の世既に支那に入りいたとはちょっと気付いた人がなかったと見える...
南方熊楠 「十二支考」
...その譚(はなし)にも竜神の伝説同様...
南方熊楠 「十二支考」
...安芸国(あきのくに)昔話集にある佐伯郡の羽衣譚は...
柳田国男 「年中行事覚書」
...志賀の辛崎(からさき)明神を志賀寺の上人すなわち八十三歳で貴女に恋慕したという珍しい老僧の後日譚(ごじつだん)にしてしまった...
柳田国男 「山の人生」
...城主袁譚(えんたん)は...
吉川英治 「三国志」
...袁譚は気味悪がって...
吉川英治 「三国志」
...袁譚(えんたん)亡し...
吉川英治 「三国志」
...しかしいかに仏教的に彩(いろど)られてもそれは決して神仙譚的な輪郭を失うことがない...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??