...――そう云う天竺(てんじく)の寓意譚(ぐういたん)は...
芥川龍之介 「捨児」
...時とすると怪譚に筆を著けることがあって...
田中貢太郎 「『黒影集』の序詞」
...「東綺譚」の表紙の意匠は私がしたのですがこれについて本屋は別に謝礼も何も寄越しはしませんでした...
永井壮吉 「出版屋惣まくり」
...瓦斯(ガス)に似た冒険譚(だん)で膨脹(ぼうちょう)した奥に...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...又この後日譚(ごじつのはなし)に就ての責任は一切僕が引受ます...
楢崎龍、川田雪山 「千里駒後日譚」
...ヘンデルの聖譚曲の価値が当時素直(すなお)に受け入れられなかったことは事実であるが...
野村胡堂 「楽聖物語」
...サロモンから得た二つの聖譚曲(オラトリオ)の歌詞と...
野村胡堂 「楽聖物語」
...これら仏教譚よりもずっと『宇治拾遺』や『国史補遺』の談に近いのは袁天綱の伝にある...
南方熊楠 「易の占いして金取り出だしたること」
...しかし全くの虚譚でもないらしく思わるるは予闇室に猫を閉じ籠(こ)めて毎度験(ため)すと...
南方熊楠 「十二支考」
...似た譚が支那にもある...
南方熊楠 「十二支考」
...俵の字を解かんとて竜宮入りの譚を誰かが作り出したであろうと...
南方熊楠 「十二支考」
...『今昔物語』二十四雷電中竜の金色の手を見て気絶した譚は...
南方熊楠 「十二支考」
...彼はただ戦場の譚(はなし)...
宮崎湖処子 「空屋」
...あれも Alexander Selkirk とか云ふ水兵の實事譚を種子にして作つたものださうですが...
森林太郎 「ロビンソン・クルソオ」
...どこまでも譚奇(たんき)の物語としか私には思われぬが...
柳田国男 「海上の道」
...袁譚は使いの行を旺(さかん)にするため...
吉川英治 「三国志」
...下り松の後日譚(ごじつがたり)は...
吉川英治 「宮本武蔵」
...世俗談及史譚と謂ふべきが五卷...
和田萬吉 「父兄の方々に」
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