例文・使い方一覧でみる「識見」の意味
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...彼女は大変な識見を持っている...
...彼の識見は非常に深い...
...大学で得た識見を活かせる仕事に就きたいと思っています...
...この問題に関しては私もある程度識見があります...
...トラゲヂーの出来事は人物が其力量識見徳行の他に超抜するにも係（かゝ）はらず...
石橋忍月 「罪過論」
...曾て新井貝原両先輩が易読の文を綴りて有益の書を著わすを見て常に其の識見の高きを感ずれども...
宇田川文海 「松の操美人の生埋」
...少年の筆らしくない該博の識見に驚嘆した読売の編輯（へんしゅう）局は必ずや世に聞ゆる知名の学者の覆面か...
内田魯庵 「鴎外博士の追憶」
...新聞記者としては有繋（さすが）に露西亜有数の人物だけに興味も識見も頗る広く...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...当時はひたすら憲政擁護のためという建前から新しい識見のある有能な士にでてもらわねばならぬと思ったのでした...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...青年の熱情と時代の識見とを尽して...
ピョートル・アレクセーヴィチ・クロポトキン Pyotr Alkseevich Kropotkin 大杉栄訳 「青年に訴う」
...するとただ科学的精神・科学的識見・というのでは困るようだ...
戸坂潤 「現代科学教育論」
...而も公は政治家たるの識見と立法家たるの才智とを兼備するの資を以て...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦（抄）」
...充分識見のある人です...
林芙美子 「浮雲」
...高処よりこれを達観せしむる高邁の識見を供するものであると云つてゐるが...
平田禿木 「趣味としての読書」
...知識見聞を開くためには...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...政治上の力量も識見も元勲大臣が一番に位する者と迷信致候結果...
正岡子規 「歌よみに与ふる書」
...男子にして修飾を為さんとする者は須（すべから）く一箇の美的識見を以て修飾すべし...
正岡子規 「病牀六尺」
...歴史家である著者がこの大芸術家の識見を正しくつたえつつ...
宮本百合子 「現代の心をこめて」
...もし識見のある人が見るとすれば...
山本周五郎 「長屋天一坊」
...次に彼は人物として第一級であった、明晰（めいせき）な頭脳、胆力、識見、そして堂々たる風貌、すべてが群を抜いていた（筆者の所有する資料に白描の肖像が載っているが、それは英国の前首相ウインストン・チャーチル氏に瓜二つである）...
山本周五郎 「半之助祝言」
...先人未発の識見」と賞めたのは...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...しかしこれは夫人や子供たちに漱石と同程度の理解力や識見を要求することにほかならない...
和辻哲郎 「漱石の人物」
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