...公義に尽すこと少きの譏を免れざるにせよ...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...ガリレオを罵(ののし)ったピザの学徒のような譏(そし)りを受けるでしょう...
池谷信三郎 「橋」
...中国や西洋の文芸を挙げないで論ずるのはやはり井の中の蛙の譏(そし)りを免れないことになります...
高浜虚子 「俳句への道」
...狂頑と譏(そし)り...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...寧ろ之れを譏笑する多しと雖も...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...ポール・ルイ・クーリエの譏刺(きし)を思わするあの未来のブローの検事と育ちつつあった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...第七章譏謗(きぼう)に対する態度人に最大不快を与うるは何か人間社会で不愉快なる感を与うるものは数多(あまた)あるが...
新渡戸稲造 「自警録」
...他人が彼の醜きを譏(そし)るのを気にしていたと思われると説(と)いた人の論を聞いた...
新渡戸稲造 「自警録」
...僕がここに話をすることは譏(そし)りを受ける受けないが問題ではない...
新渡戸稲造 「自警録」
...譏られて左まで腹も立てず...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...譏誹の訴へを起したものすらありました...
宮原晃一郎 「スカンヂナヴィア文學概觀」
...宰相中将は六位であったことを譏(そし)った雲井の雁の乳母(めのと)たちに対して納言(なごん)の地位に上ることが先決問題だと信じていた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...「せめてこの姫君にだけは人から譏(そし)られない結婚を自分がさせてやりたい」と言っておいでになる...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...人間世界の譏(そし)りも無視して出て来たのです」法皇はこう仰せられた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...世間の人に譏(そし)られるようなことにならぬとは限らない...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...世間で譏(そし)られることも想像されるが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...宮の御誠意が案外浅いものであったとお譏(そし)りするようにも言い...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...綯が無学なのを譏(そし)ったのである...
森鴎外 「魚玄機」
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