...増長慢を譏つて居りましたが...
芥川龍之介 「地獄變」
...第三に吝嗇の譏さへ招いだ彼の節倹のおかげだつた...
芥川龍之介 「大導寺信輔の半生」
...ガリレオを罵(ののし)ったピザの学徒のような譏(そし)りを受けるでしょう...
池谷信三郎 「橋」
...私のことを譏(そし)ったものがあるでしょ」桑は力(つと)めて言った...
田中貢太郎 「蓮香」
...論者は善良な人々に対して不自然な誹譏(ひき)を予想するものであるといって攻撃の矢をむくいたりした...
コナン・ドイル 新青年編輯局訳 「臨時急行列車の紛失」
...いかなる社会といえども空論世界の譏(そし)りを免るるあたわざるはもちろんなれども...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...それは自分の好きなものを態(わざ)と譏(そし)り...
長與善郎 「青銅の基督」
...あるいは自(みずか)ら俗化(ぞっか)して理想の光明(こうみょう)が追々(おいおい)に薄(うす)らぐの譏(そし)りを受けるかも知れぬ...
新渡戸稲造 「自警録」
...但し念佛宗をば無間と譏つたけれど...
原勝郎 「鎌倉時代の布教と當時の交通」
...之を説かむことは遼東の豕の譏りを免れざればなり...
原勝郎 「貢院の春」
...譏(そし)られても見当違いだから...
二葉亭四迷 「余が翻訳の標準」
...唖(おし)と吃(どもり)は仏教を譏(そし)った者の報いに数えられてあるからね」と大臣は言っていたが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...宰相中将は六位であったことを譏(そし)った雲井の雁の乳母(めのと)たちに対して納言(なごん)の地位に上ることが先決問題だと信じていた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...気のよくつく薫とを比較して譏(そし)るようなことを言う乳母(めのと)などもあった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...果ては宴会とか何とか派手(はで)なことをあそばすなどとは意を得ないなどとお譏(そし)り申し上げてはいたが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...大家の夫人の葬儀とも思われぬ貧弱な式であったと譏(そし)る人があったり...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...他の譏(そし)りがあろうとも深く気にとめまいという気になっているのである...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...譏(そし)りもした...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
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