...いかさま鼻蔵とでも譏(そし)られそうな...
芥川龍之介 「竜」
...深酷な悲痛や捻(ね)じくれたイキサツや皮肉な譏刺(きし)が少しも見られなかった...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...◯サタンのこの申出は人間を譏(そし)りまた神を譏りしものである...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...さて又癸辛雑譏続集(きしんざつしきぞくしふ)(巻下)に...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...軽卒なる判断を敢てしたるの譏を...
高木敏雄 「比較神話学」
...平家の嫡流として未練の譏(そし)りは末代(まつだい)までも逃(のが)れ給はじ...
高山樗牛 「瀧口入道」
...切言すれば彼は浅躁(せんそう)と軽慓(けいひょう)と雑馭(ざっぱく)との譏(そしり)を免るる能(あた)わず...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...独学固陋(ころう)の譏(そしり)は免(まぬか)れない...
永井荷風 「正宗谷崎両氏の批評に答う」
...名前によって画を論ずるの譏(そし)りも犯(おか)さずにすんだ...
夏目漱石 「思い出す事など」
...譏謗(きぼう)の大部分は介意の価なししかるに少し気の小さな人が...
新渡戸稲造 「自警録」
...自から誇りて他を譏(そし)り...
福沢諭吉 「女大学評論」
...世間の譏(そし)りを免(まぬか)るべからず...
福沢諭吉 「日本男子論」
...遂に豪奢(ごうしゃ)分外の譏(そし)りを得るまでに至りしも...
福沢諭吉 「日本男子論」
...譏誹の訴へを起したものすらありました...
宮原晃一郎 「スカンヂナヴィア文學概觀」
...人間世界の譏(そし)りも無視して出て来たのです」法皇はこう仰せられた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...出て来たままになるよりも再び帰ることは宇治の里人にも譏(そし)らわしいことであるに違いない...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...果ては宴会とか何とか派手(はで)なことをあそばすなどとは意を得ないなどとお譏(そし)り申し上げてはいたが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...女に関することだけではまだ人の譏(そし)りを受けず...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
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