...義務を果たす謹直な人で...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...父が謹直な技術家で...
南部修太郎 「自分のこと」
...謹直無比の金田一君から見れば...
野村胡堂 「胡堂百話」
...番頭の徳松の身持の謹直さに感心させられた位です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...謹直を衒(てら)うこともいらないから大きに羽根を伸し...
久生十蘭 「湖畔」
...有明荘の六人の住人を除いては林謹直ただ一人なのだから...
久生十蘭 「魔都」
...林でもやって何とか押えさせてやろう」ちょうどそこへ林謹直から電話が掛って来た...
久生十蘭 「魔都」
...林謹直の命を受け...
久生十蘭 「魔都」
...次はもっともしばしば皇帝に拝謁している林コンツェルンの親玉、林謹直...
久生十蘭 「魔都」
...不本意ながら謹直家(きんちょくか)になって...
二葉亭四迷 「平凡」
...神秘な中世期の代表のように謹直さと憂鬱とを以て横向いている...
宮本百合子 「伊太利亜の古陶」
...几帳面で謹直な人間を社会生活において束縛しているあの無数の・いろいろな点で困難の多い・規則をのがれている人々〔僧院に生活する人々〕は...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...(c)古代の同様に謹直な男の意見に従ったのであるが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...この長男も世の秀才型に似あわず至って謹直で...
吉川英治 「三国志」
...いつもにもない謹直(きんちょく)さであった...
吉川英治 「新書太閤記」
...謹直(きんちょく)そのもののような青年だった...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...この謹直な君子人(くんしじん)のまえでは...
吉川英治 「平の将門」
...そしてただ謹直で大人(おとな)しい青年とのみ思っていた彼が...
吉川英治 「松のや露八」
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