...しばしば声名を謳(うた)われたと云う噂の端(はし)も聞いていた...
芥川龍之介 「開化の良人」
...謳歌せざる迄も悦服したり...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...地方にも名が謳(うた)われるようになって来ていました...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...実際ヴォルテーアの謳(うた)ったように...
寺田寅彦 「科学者と芸術家」
...唄(うた)を謳(うた)って通った...
徳田秋声 「黴」
...自作(じさく)の詩(し)を謳(うた)ひだした...
徳田秋聲 「微笑の渦」
...小栗の名の謳(うた)われなくなったとしてからが...
中里介山 「大菩薩峠」
...袖至二于腕一』などと謳つて...
新渡戸稻造 「教育の目的」
...当時は東洋第一と謳(うた)った時代であり...
野村胡堂 「随筆銭形平次」
...我が世の春を謳歌するお歴々の名は...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...『それとも海龜(うみがめ)にも一(ひと)つ歌(うた)を謳(うた)つて貰(もら)はうか?』『然(さ)うね...
レウィス、キァロル Lewis Carroll 丸山英觀訳 「愛ちやんの夢物語」
...酒を飲んで唄を謳って...
宮嶋資夫 「恨なき殺人」
...どこか遠い遠い処で歌を謳(うた)う声が聞こえて来ました...
夢野久作 「白髪小僧」
...(わが世を謳歌せよ)と...
吉川英治 「三国志」
...ほがらかな秋を謳歌(おうか)する人間か...
吉川英治 「神州天馬侠」
...まるで酔ったように謳(うた)い囃(はや)してやまないほどだった...
吉川英治 「新・水滸伝」
...またしばしば武蔵の名が謳(うた)われた...
吉川英治 「宮本武蔵」
...)それゆえ先生は「生」を謳歌(おうか)しなかった...
和辻哲郎 「夏目先生の追憶」
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