...」「有美(ゆうび)閨房秀(けいぼうのしゅう)天人(てんじん)謫降来(たくこうしきたる)かね...
芥川龍之介 「奇遇」
...謫天情僊(たくてんじやうせん)の七言絶句(しちごんぜつく)...
芥川龍之介 「骨董羹」
...そこに流謫の余生を送り六三歳で死んだ(紀元前三二二年)...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...○高辻の御庭の桜枯(かれ)たりときゝ玉ひて「梅は飛桜はかるゝ世の中に松ばかりこそつれなかりけれ」○さて太宰府に謫居(てききよ)し給ふ事三年(みとせ)にして延喜三年正月の頃より 御心例(れい)ならず...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...二三年前(ぜん)伊太利(イタリー)のカプリ島に謫居(たくきよ)してゐた頃...
薄田泣菫 「茶話」
...於東海之上蓬莱之頂、南宮西庶、有二群仙所一レ居、上元女仙太真者即貴妃也、謂二什伍一曰、我太上侍女、頴上元宮聖上太陽朱宮真人、以二宿縁一世念二其願一頗重、聖上降居二於世一、我謫二人間一、以為二侍衛一耳、此後一紀、自当二相見一、羽衣説話に関しては、別に云う可きことなし...
高木敏雄 「比較神話学」
...旧友の遠きに謫せらる淋しさを想うて...
辰野隆 「書狼書豚」
...彼は間もなく失脚して循州に謫(たく)せられたが...
田中貢太郎 「緑衣人伝」
...いったん第九師団司令部附となり金沢に謫(たく)せられ...
河本大作 「私が張作霖を殺した」
...エブリスはシムナーンに謫居(たっきょ)した...
南方熊楠 「十二支考」
...そういう芸術家にとって真に自分を見出させる流謫の形が...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...堪えがたく寂しいものは謫居(たっきょ)の秋であった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...永禄四年女婿秀次の事に坐して北国に謫(たく)せられ...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...獨(ひと)り謫天情仙(じやうせん)のみ舊に依(よ)りて...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...永保元年に謫せられた正氏が...
森鴎外 「歴史其儘と歴史離れ」
...金之助の謫居(たっきょ)のまわりも...
山本周五郎 「落ち梅記」
...出発するとしようか」流謫(るたく)の公文を持った小役人二人が...
吉川英治 「新・水滸伝」
...気づかいなくいうがよい」「裏方の玉日様が……」「玉日が?」「お師さまの御流謫(ごるたく)の後は...
吉川英治 「親鸞」
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