...謫天情僊(たくてんじやうせん)の七言絶句(しちごんぜつく)...
芥川龍之介 「骨董羹」
...これらの事どもをも 菅神の祟なりと世に流布(るふ)せしは 菅公の冤謫(ゑんてき)を世の人哀(あはれみ)戚(なげ)きたるゆゑとかや...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...自分で自分に押しつけた名目不分明な流謫生活を...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...旧友の遠きに謫せらる淋しさを想うて...
辰野隆 「書狼書豚」
...彼は間もなく失脚して循州に謫(たく)せられたが...
田中貢太郎 「緑衣人伝」
...嫡男高視樣は高知市の郊外潮江に謫された事(今は其所を高視といふ)若君に逢うために白大夫ははる/″\太宰府から來てこゝで發病して目的を遂げずに此所で果てられた事を云ふ...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...流謫(るたく)脱奔したる者を...
直木三十五 「南国太平記」
...それらの流謫(るたく)の神々にいたく同情し...
堀辰雄 「大和路・信濃路」
...エブリスはシムナーンに謫居(たっきょ)した...
南方熊楠 「十二支考」
...自身の流謫的境遇を何故そのようなものとして...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...自分の流謫を支え切れなかったのは...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...永禄四年女婿秀次の事に坐して北国に謫(たく)せられ...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...四年謫(たく)せられて越後國高田に往き...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...謫在越之高田(ながされてえつのたかだにあり)...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...ユウゴオが王党の一人として流謫(りうてき)せられて居た英仏海峡の島からムネ・シユリイに寄せた物である...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...出発するとしようか」流謫(るたく)の公文を持った小役人二人が...
吉川英治 「新・水滸伝」
...気づかいなくいうがよい」「裏方の玉日様が……」「玉日が?」「お師さまの御流謫(ごるたく)の後は...
吉川英治 「親鸞」
...流謫(るたく)のお方を後鳥羽院(ごとばいん)としたのは全く私の思いちがいで「順徳天皇」でなければならない...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
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