...ハイネは「流謫(るたく)の神々」の中に十字架に逐(お)はれたギリシアの神々の西洋の片田舎に住んでゐることを書いた...
芥川龍之介 「文芸的な、余りに文芸的な」
...謫居生活は或る点に於て羈旅と其趣を同じうする...
市島春城 「読書八境」
...古来謫居中に立派な学者になつた人が少なくない...
市島春城 「読書八境」
...空しく遠謫(えんたく)の最後を見るか...
大隈重信 「列強環視の中心に在る日本」
...聖人(しやうにん)御名を善信(ぜんしん)と申て三十五歳の時讒口(ざんこう)に係(かゝ)りて越後に謫(なが)さる...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...御身の謫官(てきくわん)たるをつゝしみたもふゆゑなり...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...○法性坊尊意(そんい)叡山(えいざん)に在し時 菅神の幽(いうれい)来り我冤謫(むしつのながされ)の夙(ふるきうらみ)を償(むくはん)とす...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...二三年前(ぜん)伊太利(イタリー)のカプリ島に謫居(たくきよ)してゐた頃...
薄田泣菫 「茶話」
...於東海之上蓬莱之頂、南宮西庶、有二群仙所一レ居、上元女仙太真者即貴妃也、謂二什伍一曰、我太上侍女、頴上元宮聖上太陽朱宮真人、以二宿縁一世念二其願一頗重、聖上降居二於世一、我謫二人間一、以為二侍衛一耳、此後一紀、自当二相見一、羽衣説話に関しては、別に云う可きことなし...
高木敏雄 「比較神話学」
...讒者の為に西海に謫せらる...
太宰治 「津軽」
...ここへ謫居(たくきょ)の身となっておる...
田中貢太郎 「賭博の負債」
...謫竄(さすらへ)の身(み)となるは死(し)ぬるよりも怖(おそろ)しい...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...私は此の流謫(るたく)を決して不幸とは考えない……...
中島敦 「光と風と夢」
...遥かヤルート島へ流謫(るたく)され...
中島敦 「光と風と夢」
...堪えがたく寂しいものは謫居(たっきょ)の秋であった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...四年謫(たく)せられて越後國高田に往き...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...馬来は流謫地という意味だそうだ...
横光利一 「欧洲紀行」
...ユウゴオが王党の一人として流謫(りうてき)せられて居た英仏海峡の島からムネ・シユリイに寄せた物である...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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