...其所レ遺典謨訓誥...
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」
...大きな護謨(ごむ)の樹の鉢植が据えてある部屋の隅に佇(たたず)みながら...
芥川龍之介 「路上」
...護謨(ゴム)長靴ばきの彼れの姿が...
有島武郎 「カインの末裔」
...すべすべした護謨外套(ゴムマント)を着ていたが...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...トラカルの護謨の管を持つてその先を目を盛つた硝子の容器の中に垂らしてゐた...
石川啄木 「郁雨に與ふ」
...さりながら、毛織物、護謨(ごむ)、藥種店(やくしゆてん)、物思(ものおもひ)、場末の町の屋根瓦(やねがはら)の海に臨んで、その岸とも謂(いつ)つべき張出(はりだし)の欄干近(らんかんぢか)い窓掛(まどかけ)、洋燈(ランプ)、版繪(はんゑ)、茶(ちや)、茶菓子(ちやぐわし)、樂(たのしみ)は、これきりか知(し)ら...
上田敏 上田敏訳 「牧羊神」
...都会の迷信中の傑作として護謨(ごむ)糸に吊るされて踊ってる身振り人形のピエロのように...
谷譲次 「踊る地平線」
...七色の護謨風船(ごむふうせん)を飛ばして売って歩く爺(おやじ)...
田山花袋 「田舎教師」
...副曰泄謨觚・柄渠觚...
陳壽 「魏志倭人傳」
...護謨の乳首に決して吸いつかなかった...
豊島与志雄 「生と死との記録」
...護謨(ゴム)の乳首に吸いついて...
豊島与志雄 「幻の彼方」
...これらの點に依つて典謨の諸篇が晩出の書であるといふ疑問をも生じ...
内藤湖南 「爾雅の新研究」
...噛(か)み締めるものに護謨(ゴム)の弾力がなくては無事には行かぬ...
夏目漱石 「虞美人草」
...それでも護謨紐(ゴムひも)のように弾力性のある二人の間柄には...
夏目漱石 「道草」
...「浅野護謨会社の小使を殺したのは君だろうというのだ」課長は...
平林初之輔 「犠牲者」
...だから今は私は護謨毬(ゴムまり)のやうに堅く頑固(ぐわんこ)になつてる積りですよ...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...その下の護謨(ごむ)製の肉色をした鬘下(かつらした)も手早く一緒に引き剥いで...
夢野久作 「暗黒公使」
...即ち数日を出でずして西本願寺に勅書を賜りしかば、再び父は西本願寺使僧として勅書を奉じ、七月中旬京都を出発し、北越の各地に於て神官僧侶を集め、神仏判然の御趣旨、王政維新の宏謨、民心の一統に就いて演説す...
與謝野禮嚴 「禮嚴法師歌集」
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