...僕は知己の言に感謝する...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...二人の天の寵兒が測(はか)り難き全智の天に謝する衷心の祈祷は...
石川啄木 「葬列」
...そう言って感謝するつもりでいたのだが...
上田広 「指導物語」
...誰にともなくそのことを感謝することがある...
上村松園 「健康と仕事」
...いや君の親切には感謝する...
海野十三 「太平洋魔城」
...『ほととぎす』は翁の好意に向って感謝する処なかるべからず...
高浜虚子 「子規居士と余」
...初めてお目にかゝつた小野さん夫婦に感謝する...
種田山頭火 「旅日記」
...僕はそれを不死なる神々に感謝する...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...感謝する所と存じます...
豊田喜一郎 「ボデー意匠審査会 美術の粹を蒐め獨特の形態美へ」
...泣いて謝するよりも...
直木三十五 「南国太平記」
...救世主の生誕を見て安心して死んで行かれるわが身の幸福を神に感謝するシメオンの心情と...
野上豊一郎 「レンブラントの国」
...謝するにあまりあるのであるけれども...
久生十蘭 「手紙」
...知らせてくれて感謝する」マクスグラジャ大将が窓の所へ行き...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...諸君の熱情には感謝する外に言葉がない...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...これだけ大切なことを云って貰えたことを私は感謝するし...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...今の此苦痛の海中を潜るが如き生活にしろ兎に角尋常の生活に僕を復して呉れた天に僕は感謝する...
村山槐多 「殺人行者」
...此等の稿を読んで著者の痴頑(ちぐわん)を責めなかつた少数の未見の友とに感謝する...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...謝する言葉もないふうだった...
吉川英治 「私本太平記」
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