...「講談本を読んでみたいけど、古本屋にあるかな?」...
...「講談本を買ってくるから、少し待っててね...
...「講談本は昔話や歴史物が多いんだよね...
...「この講談本は講談師が実際に演じる時のセリフ集なんだ...
...「講談本には挿し絵や装飾が豪華なものもあるよね...
...「講談本なんぞを入れて貰うと看守共が馬鹿にする」というのです...
伊藤野枝 「ある男の堕落」
...從來安物の講談本しか見られなかつた大阪の出版界では...
薄田泣菫 「詩集の後に」
...二三冊の講談本のような本といっしょに眼覚時計を据(す)えてあったが...
田中貢太郎 「女の首」
...二お高は読んでゐた講談本を伏せて横膝を正しながら縁先へ来て立つた少年の顔に親しい笑い顔を見せた...
田中貢太郎 「海異志」
...愛読していた講談本にとりついたのを覚えている...
田中英光 「さようなら」
...講談本の英雄豪傑の世界に逃げこむことで...
田中英光 「さようなら」
...英雄豪傑忍術使の講談本に倦きた頃...
田中英光 「さようなら」
...講談本を読むのが巧かつたし...
徳田秋声 「チビの魂」
...講談本なぞ、幾様(いくよう)の音律を附けて、岩見重太郎の大蛇退治でも、八犬伝でも、寛永三馬術でも、近所の人達が聴きに来ると、得意になって読んだものである...
徳永直 「戦争雑記」
...講談本のみでなく...
直木三十五 「死までを語る」
...大人の読み残した貸本の講談本を盗み読むくらいで...
中谷宇吉郎 「簪を挿した蛇」
...講談本の盗み読みが出来ない現代の子供たちも...
中谷宇吉郎 「『西遊記』の夢」
...由井正雪(ゆいしょうせつ)の講談本を読んで...
林芙美子 「新生の門」
...店の棚には講談本や村井玄斎(むらいげんさい)の小説などが並べてあったが...
松本泰 「暴風雨に終わった一日」
...今まで何事も控目に仕て居た恭吉は主人が居ない様な時には昼日中(ひるひなか)あたり介わずにお関に小使をねだったり何と云っても仕事を仕ずにゴロンとなって講談本か何かを読み耽ったりする様に我儘になり出した...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...古い講談本等に非常に味のある言葉が多い...
山中貞雄 「気まま者の日記」
...そうかといって講談本式な武蔵なら今さら書く必要もないし...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...いわゆる大阪版という講談本だ...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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