...この堕落を救済する途(みち)を講ずるのには...
芥川龍之介 「手巾」
...その露文学を講ずるや微に入り細に渉(わた)って批評し...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...用途を講ずるにとどまる間は自然物を調べる学科を博物学と名づけ...
丘浅次郎 「誤解せられたる生物学」
...自営の道を講ずるつもりだという...
徳田秋声 「爛」
...手段を講ずる! 奴らはそれを手段という...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...無形の人を統一すべき宗教を講ずる者に在ても...
内藤湖南 「學變臆説」
...匹夫は交を結ぶに難く特徴なき都市は永住の策を講ずるに適しない...
永井荷風 「十年振」
...これが保存の法と恢復の策とを講ずる如きは時代の趨勢に反した事業であるのみならず...
永井荷風 「百花園」
...實際的な對處法を講ずる前に...
中島敦 「かめれおん日記」
...おおぜいいっしょに挽回策(ばんかいさく)を講ずることとなる...
夏目漱石 「三四郎」
...講ずる所の本草経は此未定稿本である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...救済の方法を講ずることが出来たら...
森鴎外 「大塩平八郎」
...然はあれど必ず用を問はじといふも科學的手段を講ずるものゝ迷ならまし...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...鳩山和夫(はとやまかずお)等が法律を講ずるので...
森鴎外 「渋江抽斎」
...いつものとおり哲学を講ずることができるよ」とポセイドニオスは答えるや...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...道切り注連繩張(しめなわは)りなどの防衛策を講ずる例も少なくない...
柳田国男 「年中行事覚書」
...彼は再び弟子の為めに荘子を講ずることをせざりき...
山路愛山 「頼襄を論ず」
...女の身で書を講ずるなどということはおこの沙汰ともいえよう...
山本周五郎 「菊屋敷」
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