...そうかといって他に相当な生活の道を求める手段を講ずる気振(けぶり)もなかったから...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...早稲田大学で国文学の講義をしてゐる人に五十嵐力(ちから)氏がある...
薄田泣菫 「茶話」
...大師講のお方で高野山に詣りやはつた帰りだすさうな...
高浜虚子 「斑鳩物語」
...従って儒学を講じた昔の儒者は実は儒教を知らなかったのだといっても...
津田左右吉 「日本に於ける支那学の使命」
...学校の講壇から講ぜられている諸科学が如何にいま科学性を喪失しているか...
戸坂潤 「〔付〕唯物論研究に就て(戸坂潤手記)」
...其の主義綱領が時勢に適するや否やを講究するに在り...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...私が序講で分類したあらゆる種類のものを一括して...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...義士伝を講ずるとかいうならば...
中里介山 「大菩薩峠」
...玄関前の掲示場に講義の時間割りがあるばかりで学生は一人(ひとり)もいない...
夏目漱石 「三四郎」
...同地在留の外国人に対し国際聯盟に関する講話を試み...
新渡戸稲造 「国際聯盟とは如何なものか」
...王朝文学を講ずる文学士の発生にむかって...
蜷川新 「私の歩んだ道」
...農となり、商となり、学者となり、官員となり、書を著わし、新聞紙を書き、法律を講じ、芸術を学び、工業も起こすべし、議院も開くべし、百般の事業行なうべからざるものなし...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...今日も「太閤記」を読む講釈師はなきにしも非ずだが...
正岡容 「寄席風流」
...余も輪講の当時書物を見ずに傍聴して居たのでこの題を聞き遁(のが)してしまふた...
正岡子規 「病牀六尺」
...そういう専門の講習を与えるように...
宮本百合子 「いのちの使われかた」
...私の講義の内容をだな――内容の一つ一つではなくてもその全体の基調や気分をだな...
三好十郎 「廃墟(一幕)」
...先生も講演者の一人として列席したが...
武者金吉 「地震なまず」
...そして自分も自分のもとに集まってくる若い郷武士(さとぶし)たちに神仙のような態(てい)で兵学を講じたり時運を論じたりしていたのである...
吉川英治 「私本太平記」
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