...先人の用語は唯俺に都合のよい内容を盛る爲の容れ物に過ぎない〉――の對照は實に不思議なる宇宙の謎語である...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...それはモウ帰つて呉れと云ふ謎だと気が付いたけれど...
石川啄木 「病院の窓」
...畑柳家の密閉された書斎で殺された小川正一と名乗る男の謎があります...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...ちょっと面白い謎物語になる...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...もう半分は謎のためで...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「曲れる者」
...謎の主の面(かお)を...
中里介山 「大菩薩峠」
...さすがにこの謎は解けさうもありません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...謎の結び文を渡した...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...新聞の記事の中に謎を隱して『淺草でなく鐘は何處』と言つた第一句から...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...いよいよ私にとつて不可解の謎...
萩原朔太郎 「芥川龍之介の死」
...新聞がどうやってこの情報を掴んだかは謎です...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...謎と幻想の最高芸だと言うばかり...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...だんだん謎に近づいていくぞ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「玉手箱」
...謎のスミス氏は来たときと同じように奇妙に消えた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...「ふしぎ? ふしぎ? ……」解けぬ謎に髪の毛はそそけ立っている...
吉川英治 「剣の四君子」
...奇怪な謎(なぞ)をとくことに苦しんだ...
吉川英治 「神州天馬侠」
...既にこの縺れ合う太古の謎の中に侵入しているのにも拘らず...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
...」そうしてすべての謎とその解決とは「生きている」ことの内にひそんでいる...
和辻哲郎 「創作の心理について」
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