...将軍家に謁し奉ること度々に及ぶと云々...
太宰治 「右大臣実朝」
...十九年の九戸乱にも兵を出し、文禄二年四月上洛して秀吉に謁し、又近衛家に謁え、牡丹花の徽章を用ふるを許さる...
太宰治 「津軽」
...「近いうちに謁聖(えっせい)がありますから...
田中貢太郎 「悪僧」
...私はまだ拝謁(はいえつ)をしませんが...
夏目漱石 「文芸と道徳」
...外国の使節にも謁見しなければならないし...
久生十蘭 「だいこん」
...亡き骸を拝謁(はいえつ)した...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...この時女謁盛んで将軍家ばかりか大諸侯の家また女より大事起らんとしたからこんな評判も立ったのだ...
南方熊楠 「十二支考」
...抽斎の七男成善(しげよし)が藩主津軽順承(ゆきつぐ)に謁した...
森鴎外 「渋江抽斎」
...しかし謁見は八歳以上と定められていたので...
森鴎外 「渋江抽斎」
...余が鈴索(すずなは)を引き鳴らして謁を通じ...
森鴎外 「舞姫」
...越前守が吉宗に謁したときも...
吉川英治 「大岡越前」
...きょうの吹上の拝謁を願い出た――直後に...
吉川英治 「大岡越前」
...主上へ拝謁は彼だけらしいが...
吉川英治 「私本太平記」
...信長に謁(えっ)し...
吉川英治 「新書太閤記」
...梁中書(りょうちゅうしょ)へ拝謁(はいえつ)を願い出た...
吉川英治 「新・水滸伝」
...郷高取謁見格(ごうたかとりえっけんかく)...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...謁見をうける者からそういう礼は執(と)るが...
吉川英治 「宮本武蔵」
...山口の町では伝手を求めて領主の大内義隆に謁することが出来...
和辻哲郎 「鎖国」
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