...義公の居間と侍臣の謁見する室との間に閾を設けざるは...
大町桂月 「常磐の山水」
...その折或る新聞記者がトエインを訪ねて謁見の模様を訊くと...
薄田泣菫 「茶話」
...将軍家に謁し奉ること度々に及ぶと云々...
太宰治 「右大臣実朝」
...此時ステパンが思ひ出したのはネウスキイで帝に拝謁した時...
レオ・トルストイ Lev Nikolaevich Tolstoi 森林太郎訳 「パアテル・セルギウス」
...思いがけなく英国皇帝戴冠式の団体謁見と祝賀舞踏会へ出る身分(ステータス)をもらったので...
久生十蘭 「だいこん」
...晴れがましく謁見を許されるなどと...
久生十蘭 「墓地展望亭」
...」「女帝陛下に拝謁ですつて? それぢやあ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...この時女謁盛んで将軍家ばかりか大諸侯の家また女より大事起らんとしたからこんな評判も立ったのだ...
南方熊楠 「十二支考」
...未嘗面謁...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...或は匐行(ふくかう)して主に謁し...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...然るに柏軒先生は毎旦将軍に謁し...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...断章(五)――拝謁の式が終りました...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...幾たびか謁(えっ)し...
吉川英治 「黒田如水」
...そのうちに明朗な恩浴をこうむることもあろうから、まあ気を腐らせずに待つがよい」郎中張均は、そう慰めて、玄徳とわかれ、やがて参内して、帝に拝謁した...
吉川英治 「三国志」
...御拝謁をとげおりますゆえ...
吉川英治 「私本太平記」
...拝謁(はいえつ)する小間まで通って平伏していた...
吉川英治 「親鸞」
...初めて陣中で家康公に拝謁(はいえつ)した時...
吉川英治 「柳生月影抄」
...すでに山口で領主に物々しい公式の謁見をやり...
和辻哲郎 「鎖国」
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