...けれども彼は一度謁見を許されさえすれば...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...きょうは王の初謁見式(えっけんしき)だというのに...
太宰治 「新ハムレット」
...十五年豊臣秀吉に謁せんとして発途せしも...
太宰治 「津軽」
...神にも拝謁(はいえつ)のできぬものにはあらざるべしと決心し...
田中貢太郎 「神仙河野久」
...拝謁しておりませんのに...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「蓮花公主」
...大勢が藩主に謁見してこの厳罰の事を申立てた...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...いつ拝謁しても、書物を御覧になっているか、書物(かきもの)か、器物の調査か、寸暇も、手を、頭を、眼を休めない斉彬であったし――こうした、眼を閉じた斉彬、頬に、眉に、疲れを見せた斉彬は、考えられぬものであった...
直木三十五 「南国太平記」
...召を受けて霊公には謁(えっ)したが...
中島敦 「弟子」
...丁度私が列立拝謁のために低温室を離れると同時に...
中谷宇吉郎 「雪今昔物語」
...四年一月十四日大統領グラントに謁見している...
服部之総 「黒田清隆の方針」
...謁見室の入口で、式部長官が、次の謁見者の名を披露している...
久生十蘭 「墓地展望亭」
...名人の譽ある者には拜謁を許し...
福沢諭吉 「帝室論」
...やがて無人の謁見室へ着いた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「道化玉座」
...是より先茶山は十二月二十二日に正寧に謁して物を賜はつた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...十月に先生が将軍に謁見し...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...丸山御住居へ出御謁並手札差出...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...多人数の下役が来て謁見(えっけん)をする...
森鴎外 「寒山拾得」
...初めて謁した老将たちは...
吉川英治 「源頼朝」
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