...同年七月郷里を出發し途次新宮及箱根に於て同志に謀るに暴擧を決行せんことを以てし...
石川啄木 「日本無政府主義者陰謀事件經過及び附帶現象」
...素藤が初め捕われて再挙を謀る間潜伏した山というはどの辺を指すのか解らぬが...
内田魯庵 「八犬伝談余」
...風雨殺到して後に俄(にわか)に門戸の綢繆(ちゅうびゅう)を謀るが如き愚に陥らざらんことを希望する...
大隈重信 「婦人問題解決の急務」
...僕は再び上海との連絡を謀るためと約束の金を貰うためとに...
大杉栄 「日本脱出記」
...かくてアカイア軍勢の壁はあとなく亡ぶべし』かく天上に神々は言を換はして相謀る...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...奸商と結托して往々私利を謀るものと爲す...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...大隈伯よりも伊藤侯を以て自家の榮達を謀るに便宜なりと信じ...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...單に内閣の存立を謀るを目的として之れを濫用するに於ては...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...以て自己と公衆との連絡を謀るが故に...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...動もすれば内部の調和を謀るに急なるが爲に...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...宜しく此の大勢を利導して円滑なる変局を謀る可し...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...果して然らんには甘んじて之に従い之に謀る可しと雖も...
福沢諭吉 「女大学評論」
...奈何(いかん)せん余が現在の苦痛余り劇しくしていまだ永遠の幸福を謀るに暇(いとま)あらず...
正岡子規 「墨汁一滴」
...鋭意国家の日進を謀ると称す...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...帝自己の安全を謀るのが...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...敵を謀るにはよろしく敵の智能の度を測るをもって先とす――とはこのこと...
吉川英治 「三国志」
...時を延ばそうと謀るのであろう』『お察しの通りでござります...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...依て益々此の法を拡張して世を益せんことを謀るに方り...
若林※[#「王+甘」、第4水準2-80-65]藏 「怪談牡丹灯籠」
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