...公民たるこっちとらが社会の安全を謀るか...
アルチバシェッフ M. Artzibaschew 森鴎外訳 「罪人」
...素藤が初め捕われて再挙を謀る間潜伏した山というはどの辺を指すのか解らぬが...
内田魯庵 「八犬伝談余」
...まずその首領等にそれを謀るということをせずに...
ピョートル・アレクセーヴィッチ・クロポトキン Pyotr Alekseevich Kropotkin 大杉栄訳 「革命の研究」
...而(しこう)してその社の倶(とも)に天下の大事を謀るに足らざるを以て...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...日本に於ける文化対立よりも文化そのものの向上発展を謀るべきだ...
戸坂潤 「日本文化の特殊性」
...奸商と結托して往々私利を謀るものと爲す...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...場合に依りては内閣の更迭をも謀るを得べく...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...以て自己と公衆との連絡を謀るが故に...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...伯が此等の党人を相手として国事を謀るの意甚だ解す可からずと...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...されど氏は常に長派の統一を謀るを以て念とし...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...宜しく此の大勢を利導して円滑なる変局を謀る可し...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...以て自己と公衆との連絡を謀るが故に...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...動もすれば内部の調和を謀るに急なるが為に...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...すると薩長などは夙(はや)くに朝廷の或る人々と謀る所があっていたから直ちに慶喜公の出願を採用され...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...創業の後を承けて守成(しゅせい)を謀る者なり...
福沢諭吉 「徳育如何」
...奈何(いかん)せん余が現在の苦痛余り劇しくしていまだ永遠の幸福を謀るに暇(いとま)あらず...
正岡子規 「墨汁一滴」
...わがために謀るときは...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...依て益々此の法を拡張して世を益せんことを謀るに方り...
若林※[#「王+甘」、第4水準2-80-65]藏 「怪談牡丹灯籠」
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