...同年七月郷里を出發し途次新宮及箱根に於て同志に謀るに暴擧を決行せんことを以てし...
石川啄木 「日本無政府主義者陰謀事件經過及び附帶現象」
...先づその首領等にそれを謀るといふことをせずに...
ピョートル・アレクセーヴィチ・クロポトキン Pyotr Alkseevich Kropotkin 大杉栄訳 「革命の研究」
...一方伯父および伸と謀るとともに...
大杉栄 「獄中消息」
...蓮田と共に墨使を討たんことを謀る...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...而(しこう)してその社の倶(とも)に天下の大事を謀るに足らざるを以て...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...曾てサーベル政略を以て黨人に畏怖せしめたるもの今は黨人を迎合して僅に一時の苟安を謀るに汲々たり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...たとひ之を謀るも多くは其の意見を容れずして...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...単に内閣の存立を謀るを目的として之れを濫用するに於ては...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...曾てサーベル政略を以て党人に畏怖せしめたるもの今は党人を迎合して僅に一時の苟安を謀るに汲々たり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...動もすれば内部の調和を謀るに急なるが為に...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...腕押しと学問とは道同じからずして相ともに謀るべからざるようなれども...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...斯んなことは当人に謀る類ひのものではない...
牧野信一 「円卓子での話」
...奈何(いかん)せん余が現在の苦痛余り劇しくしていまだ永遠の幸福を謀るに暇(いとま)あらず...
正岡子規 「墨汁一滴」
...今日のごとき不埒な神職に愛国心や民の元気を鼓吹せしめんと謀るは...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...幕府のために謀ることは...
森鴎外 「大塩平八郎」
...帝自己の安全を謀るのが...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...また政府としては収入の増加を謀る必要があったために...
柳田國男 「名字の話」
...時を延ばそうと謀るのであろう』『お察しの通りでござります...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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