...承諾する筈はなかつたのです...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...また夏目さんは他人に頼まれたことを好く快諾する人だったと思う...
内田魯庵 「温情の裕かな夏目さん」
...決闘を承諾するような人間だったら! しかし...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...承諾する気があるかというのでした...
豊島与志雄 「画舫」
...承諾するようにと勧めた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...立候補を承諾する電話をかけました...
豊島与志雄 「未亡人」
...印税金は何月何日にきつとお払ひしますと云ふからいや/\ながら承諾すると其まゝ製本見本を送つて来たなり...
永井壮吉 「出版屋惣まくり」
...お松はどうしてもそれを承諾する気にはなれませんでした...
中里介山 「大菩薩峠」
...私(わたくし)には結婚を承諾する程の勇気がありませんから...
夏目漱石 「それから」
...このポツダム宣言を受諾することによって...
蜷川新 「天皇」
...父親は娘を嫁にやることを承諾する前に...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...一人は執筆を承諾するが...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...だから伸一郎は稻子に向つて正式の離婚手續きを取ることを承諾するよう要求しつづけて來たが...
三好十郎 「肌の匂い」
...蔭(かげ)でしていることにも目をつけてかれこれと言われるのもめんどうだから結婚を承諾する気にはなれないのであるとひそかに言っておいでになって...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...村山老社長の快諾するところとなった...
柳田国男 「故郷七十年」
...彼は再任を承諾すると云っている...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...結婚の申込を承諾する少女は一人も居なかった...
夢野久作 「夫人探索」
...急使は女王がコロンブスの要求を承諾するとの報をもたらして彼のあとを追いかけ...
和辻哲郎 「鎖国」
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