...――十九日岩波ノ主人ト芥川サンノ家ニテ會フ岩波「全集」引受承諾岩波ノ主人とは故茂雄氏のこと...
小穴隆一 「二つの繪」
...氏は無造作に承諾した...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...未亡人も承諾はしたものの...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...自分がいたら先方の申込みを応諾させることは出来ない迄も...
谷崎潤一郎 「細雪」
...それをすぐオーケーとばかりに承諾しては田代公吉が阿呆(あほう)になるからそれは断然拒絶して夕刊娘美代子の前に男を上げさせる...
寺田寅彦 「初冬の日記から」
...社長の依田賢造は直ちに承諾した...
豊島与志雄 「死の前後」
...文句なしにすべて承諾した...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...結局妹の結婚を承諾してしまった...
中村地平 「霧の蕃社」
...左向け、諾(はい)...
新渡戸稲造 「イエスキリストの友誼」
...これをごらんの上承諾してくださるように希望します」ストキはまるで小学校の生徒が読まされる時のように...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...義侠(ぎきょう)に富める人なりければ直ちに承諾し...
福田英子 「妾の半生涯」
...こちらへ来る前に実はおば様にさっきのお話の承諾をして来ました...
堀辰雄 「菜穂子」
...などゝ純造が云つてゐるのも諾かずに西岡は階段を降りて行つた...
牧野信一 「坂道の孤独参昧」
...無論快い承諾を與へる氣にもなれないのだが...
正宗白鳥 「入江のほとり」
...唯々諾々と主人株...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「道化者」
...最初の風向(かざむき)では少々心細かったが御本人も承諾されたろうか」中川「ウム...
村井弦斎 「食道楽」
...御一諾を給わるなれば...
吉川英治 「私本太平記」
...やっと「うん……」と承諾したのだった...
吉川英治 「平の将門」
便利!手書き漢字入力検索