...できるだけのことを承りたいとのことであったので遂に承諾し...
石原莞爾 「戦争史大観」
...更(あらた)めて御承諾を願おうでごわりまする...
泉鏡花 「婦系図」
...続いて欧米の諸国は十分同情を表して日本の条約改正を承諾した...
大隈重信 「外交の方針」
...彼の三国の干渉に唯々諾々と服従するものと精神に於て相似ている...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...と笑いながら言って父に承諾させ...
太宰治 「男女同権」
...女は承諾して少女を媒婆(なこうど)にして結婚の式をあげるとともに...
田中貢太郎 「碧玉の環飾」
...Bは決して今度の満韓旅行を承諾しなかつたに相違なかつた...
田山録弥 「時子」
...昨年の春頼まれもせぬ葛城家の使者としてお馨さんの実家に約婚の許諾を獲に往った彼は...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...高木さんはわけなく承諾したとのことだ...
豊島与志雄 「好人物」
...老父を殘して外國に去つてもよいと云ふ承諾を得たいのである...
永井荷風 「新歸朝者日記 拾遺」
...ポツダム宣言全面受諾」一同黙然...
永井隆 「長崎の鐘」
...私は自己を犠牲にして、それを承諾した...
蜷川新 「私の歩んだ道」
...親類の承諾(しようだく)を得て後添に直しました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...彼女は医者の命ずる事なら何でもよく諾いてゐた...
原民喜 「淡雪」
...いつの間にか承諾した形になってしまった...
水上滝太郎 「遺産」
...そして舎人は承諾した...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...曹操の内諾を得て張遼は数日ののち関羽を訪ねた...
吉川英治 「三国志」
...アングロサクソンの英諾威(えいノルウエー)人...
吉行エイスケ 「バルザックの寝巻姿」
便利!手書き漢字入力検索