...しぶしぶそれを承諾したのだ...
海野十三 「恐龍艇の冒険」
...支配人は快く承諾して...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...題字の承諾を得た呉服屋の支配人は...
薄田泣菫 「茶話」
...マデライン嬢が承諾をあたえる見込みがあるなら断然それを切り出すだけの勇気を生じたでもあろうが...
ストックトン Francis Richard Stockton 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...高橋氏に話すと快諾してくれましたので...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...此方さえ承諾すれば纏(まと)まるに極まっているので...
谷崎潤一郎 「細雪」
...彼女に無理に承諾さした...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...それで貴方がもし幸ひにそれを承諾して下さるとすると...
長與善郎 「青銅の基督」
...諾(だく)と云えばどっちへ転んでも幸(さいわい)である...
夏目漱石 「虞美人草」
...ゆくゆくは嫁にするかも知れない――なんて云ふ馬鹿/\しい篠谷の申出を真面目に諾ける筈はないと思つてゐた...
牧野信一 「南風譜」
...是非たのむ――」といつて諾かなかつた...
牧野信一 「岬の春霞」
...蘇格蘭(スコットランド)議会の承諾と確認を受けたと云われている...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...婬女承諾して五百銭を受け...
南方熊楠 「十二支考」
...妾迂闊(うかつ)の難題を承諾したが...
南方熊楠 「十二支考」
...いま承諾を得たところだ...
山本周五郎 「新潮記」
...承諾とも拒絶するとも答えようと思って」「では...
吉川英治 「三国志」
...その大任を一諾(いちだく)いたした以上は...
吉川英治 「新書太閤記」
...一諾(いちだく)をゆがめぬ節義など――人道的光彩の発露をその実践者に見るたびに...
吉川英治 「新書太閤記」
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