...ようこそ御承諾下さいました...
江戸川乱歩 「双生児」
...瑞村、晩食しにゆかずやといふまゝに、諾してゆけば、われを不忍池畔の一酒樓に導きぬ...
大町桂月 「月の隅田川」
...わたしが諾威(ノルウェイ)へ旅稼(たびかせぎ)に行ったでしょう...
ストリンドベルヒ August Strindberg 森鴎外訳 「一人舞台」
...主人の承諾を得て産室へ入って往った...
田中貢太郎 「愛卿伝」
...それで御承諾願えるのであったら...
谷崎潤一郎 「細雪」
...そしてお宅様の御内諾が得られれば...
谷崎潤一郎 「細雪」
...私も承諾者の一人だったし...
豊島与志雄 「絶縁体」
...承諾したのである...
蜷川新 「天皇」
...おまえは承諾したのか」「だからさう云っているのぢやありませんか...
原民喜 「壊滅の序曲」
...堂々と承諾してしまった...
久生十蘭 「湖畔」
...義侠(ぎきょう)に富める人なりければ直ちに承諾し...
福田英子 「妾の半生涯」
...承諾したら嬉しいのですが」「受けないでしょうね...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...チャアルス・オリヴァ・ジェイムスの結婚の申し込みをさっそく承諾して...
牧逸馬 「浴槽の花嫁」
...生憎と母の不気嫌の日で死ぬ生きるの騒ぎを演じても諾き入れられなかつた...
牧野信一 「好色夢」
...いかなればか我は諾といふことを得る...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...そうなると斎藤の後家さんも頑張る理由がなくなったので伜の結婚を承諾した...
夢野久作 「無系統虎列剌」
...実はワリニヤーニの発案で、いちどは是非、日本の有力な子弟に、欧羅巴(ヨーロッパ)の文明を視(み)ていただかなければ、真実の通商も国交も始まらないと、欧州諸国の国王、また法王までを説いて、その御承諾を得、いよいよこんど日本からその御使節を遠くお迎えすることになりました...
吉川英治 「新書太閤記」
...やっと「うん……」と承諾したのだった...
吉川英治 「平の将門」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??