...予(かね)ての素志を貫ぬく足掛りには持って来いであると喜んで快諾した...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...綱成、快諾す...
大町桂月 「國府臺」
...早速應諾の返辭をやると...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...オリヴィエはすぐには承諾しなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...しかし彼とともに一生暮らすことを承諾したろうか? 彼女は自分の夫を愛してきたこと...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...私が代りに行くことを承諾するより外はなかった...
豊島与志雄 「新妻の手記」
...至急諾否の返事きゝたしと云...
永井荷風 「荷風戰後日歴 第一」
...急いで家へ帰り良人(おっと)の承諾を求めようと思うと...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...頼まれたりとて承諾すべきことの限りではないのを...
中里介山 「大菩薩峠」
...強(し)いて結婚を承諾せしめんとは試みつ...
福田英子 「妾の半生涯」
...七月は出ることに諾させる...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...承諾いたしました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...快(こころよ)く許諾した...
森鴎外 「渋江抽斎」
...しかし頼該自身がまことに唯々諾々(いいだくだく)として高松へ移ったので...
山本周五郎 「新潮記」
...しかも信乃は承諾したのである...
山本周五郎 「めおと蝶」
...そのお方を斬ったら私が諾(き)かないからそう思いな」とそこへ来たのは...
吉川英治 「剣難女難」
...諾(だく)とも否とも答えない...
吉川英治 「新書太閤記」
...その受諾を躊躇し...
和辻哲郎 「鎖国」
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