...この国の諺(ことわざ)にも...
芥川龍之介 「奉教人の死」
...涼風(すゞかぜ)は夕餉(ゆふげ)の半といふ諺あり...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...貧は諸道の妨なりといふ俚諺は若冠の頃より係累多く絶えず窮鬼と戦ひつゝありし余の痛切に体験したる所にして...
池田菊苗 「「味の素」発明の動機」
...類は友を呼ぶといふ諺のやうに...
スティーヴンスン 佐藤緑葉訳 「帽子箱の話」
...憎まれ児世に蔓(はびこ)ると云う諺(ことわざ)の裏を云えば...
寺田寅彦 「枯菊の影」
...諺に味噌の味噌臭きは真の味噌にあらず...
永井荷風 「偏奇館漫録」
...俗の諺(ことわざ)にいう「老木(おいき)に花(はな)を咲(さ)かす」とは不可能なるか...
新渡戸稲造 「自警録」
...片月見をすると悲しいことがあるといふ古い諺にとらはれて...
長谷川時雨 「おとづれ」
...支那の諺に、「西施(せいし)の顰(ひそ)みに倣う」ということあり...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...古きを温(たづ)ねて新しきを知ると云ふ諺である...
溝口健二 「日本趣味映画」
...豺狼を小人に比するごとくインドにも虎牙を惜しんで詰まらぬ物と争わぬと言う諺があったらしい...
南方熊楠 「十二支考」
...スコットランドの古諺(こげん)に...
南方熊楠 「十二支考」
...宇文士及が『粧台記』の序にも、〈春秋の初め、晋楚の諺あり、曰く夏姫道を得て鶏皮三たび少(わか)し〉と見えしも、老いて後鶏皮のごとく、肌膚の剛(こわ)くなるは常の習いなるに、夏姫は術を得て、三度まで若返りたるという事なり(『類聚名物考』一七一)...
南方熊楠 「十二支考」
...(アウルス・ゲリウスの引いた諺)それは黄蜂がひとを刺し傷つけながら...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...トスカナの諺(ことわざ)に...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...恋の相手はびっこに限るというイタリアの諺(ことわざ)が出て来るからにすぎない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...* 「自己の糞堆の上に立つ鶏は強い」という諺がある...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...「ちんば山の神の片足草鞋」という諺があるそうであります...
柳田國男 「日本の伝説」
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