...独乙(ドイツ)の諺(ことわざ)に曰く「屋上の鳩(はと)は手中の雀(すゞめ)に如(し)かず」と...
石橋忍月 「舞姫」
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伊藤左千夫 「紅葉」
...諺(ことわざ)に大風(おほかぜ)は中頃(なかごろ)が弱(よわ)くて初(はじ)めと終(をは)りとが強(つよ)く...
今村明恒 「地震の話」
...ひさしを貸して母屋まで……とつまらぬ俚諺に思いあたってつい苦笑せざるを得ません...
上村松園 「画室談義」
...かれ今に諺に雉子の頓使(ひたづかひ)一八といふ本これなり...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...今でも諺(ことわざ)に「行(い)つたきりのキジのお使」というのです...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...負ければ賊」という諺は同一の意味をさらに簡潔に言い現わしている...
丘浅次郎 「人道の正体」
...和譯P.1281.人は望んでゐることを信じたがるものだと獨逸の諺が云ふ...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...「先生と言われる程の」という諺(ことわざ)は...
太宰治 「風の便り」
...悪徳が悪徳を発見するという諺(ことわざ)もあるけれど...
太宰治 「新ハムレット」
...フランスの古い諺(ことわざ)を勝手に意地悪くもじって誦(しょう)してきかした...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...」という諺が頭に浮かびます...
豊島与志雄 「白い朝」
...世の悪(あ)しき諺に...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...古き諺の、空しく犬馬の年を重ねて――も、或ひはまた古への歌、「もゝちどり囀る春はものごとに、あらたまれども我はふりゆく」も、その儘彼の為には、あらたなのであつた...
牧野信一 「貧しき日録」
...** 中味をあらためずに物を買いはしないという諺...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...「びっこの女と寝たことのないものはウェヌスのほんとうのうまさを知らないものだ」ということが諺(ことわざ)になっている...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...こまごまと云われたことは忘れてもその折り折りの諺だけが妙に残る...
矢田津世子 「神楽坂」
...――朱に交われば赤くなる――なんていう諺(ことわざ)は...
吉川英治 「大岡越前」
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